「バカとテストと召喚獣にっ!(TVアニメ動画)」

総合得点
87.2
感想・評価
3167
棚に入れた
18288
ランキング
169
★★★★☆ 3.9 (3167)
物語
3.9
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.6
キャラ
4.1

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ネタバレ

hiyama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白いけれど恋愛パートの違和感がきつい。

2010年代初期のアニメだけあって改めて見返すとギャグパートのノリや内容が若干古さを感じさせるが、やはりこの勢いと掛け合いの面白さは素晴らしい。

また途中で挟まれたヒロインに関する掘り下げ過去エピソードも主人公の愚直さと善良さを示す良い回。

ただ…後半の恋愛パートやシリアスパートには作品全体にある

「男子相手なら女子が働く理不尽は許容される」

が悪い意味で目立ってしまってすっきりせず気持ちが悪い。

所謂暴力ヒロインや付き合ってもいない異性に対して謎の暴力や理不尽が許容される雰囲気がこの作品全体にあるのだが…。
これがギャグパートなら強引にそういうものとして片付けられるところをシリアスにしてしまうと突如違和感として露呈してしまう。

主人公の態度をヒロインやヒロインを思う女友達(というか恋愛対象に見ている人物)が糾弾しているが、そもそも自分たちこそ主人公へ理不尽極まる対応や罵倒を行っていることは非難されるべきではないのかと言いたくなる。

主人公の言動に問題がありその報復制裁的に暴力や罵倒を行うならともかく、交際しているわけでもない主人公が他の女性を気にかけたり、エロ本を所持していたりしてなぜ謝罪しさらに暴行を受ける筋合いがあるのか。
それにエロ本だろうと他人の持ち物を勝手に処分する権利も当然ヒロインにはない。

全編ギャグならばともかく、シリアスパートで挙句自分たちの普段の主人公への態度は一切棚上げで、ヒロインや女性キャラクターが主人公を糾弾している様を見ると「お前が言うな」と思ってしまいどうしても違和感がぬぐえない。


作者の次作「ぐらんぶる」ではこの点が解消され、男性側が悲惨な目に遭うにはそれなりに理由があり、また理不尽な暴力を振るう場合女性であっても性格の問題点など指摘されるなど整合性が取れている。

しかしバカテスは古い作品という事もあって今見ると余計にこの点が違和感として気になってしまうのが残念。

投稿 : 2022/12/04
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