ato00 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
微かな記憶をたよりに・・・(間違ってたらごめんなさい)
重いコンダラやちゃぶ台返しで有名なスポコンレジェンド野球アニメ。
人の名前をあまり覚えない私でも思い浮かぶ個性的なキャラたち。
星飛雄馬、星一徹、星明子、伴忠太、花形満、左門大介(豊作に修正、寝ぼけてました)、オズマ。
そして、いとしのみなさん。
巨人V9戦士も実名で数々登場します。
まずは、幼少期のスパルタ教育。
一徹が飛雄馬に課した大リーグボール養成ギブス。
あの強烈なビジュアルはある意味伝説級の衝撃度です。
中学生の花形満がスポーツカーに乗ってるのはスルー事項。
とにかく、宿命のライバルとの出会いです。
高校時代は当然甲子園。
弱小青雲高校で伴忠太とともに甲子園出場です。
しかし、決勝戦であえなく敗退。
罰として、東京まで夜行鈍行列車で帰る姿があー哀れ。
なにはともあれ、高校を卒業したらプロへ。
そこは当然ひと悶着。
当時はドラフトなどなかったものだから、各球団が金を積む積む。
でも、巨人軍だけは無反応。
たしかテスト入団だった筈。
晴れて巨人軍に入団すれど、苦難は続きます。
もっとも印象的だったのが、練習への移動中の出来事。
2軍の選手はバスの中でもつま先立ち。
鍛えないと生き残れないと必死です。
現実では煙草をふかしながらふんぞり返って移動なのに・・・。
今思えばシュールの極地です。
ここで飛雄馬の弱点が発覚。
コントロールは抜群なのに球質が軽いのでプロでは簡単にホームランにされます。
その時の「ガーン」・・・地球滅亡の勢いです。
そこで考えたのが大リーグボール。
1号は球がビーンボールまがいにバットに当たる。
打者は当然尻もちをついて、球はコロコロそしてアウト。
汚い方法を考えます。
花形満は鉄球訓練を実施。
無理な態勢で打ち、ホームラン。
その代償は大きくて、筋肉がバラバラです。
その後オズマは、バットをホーム上の置いた状態を作り楽々ホームラン。
花形満は「ガーン」です。
2号は一徹が過去球界を去った原因、ビーンボール送球を応用した消える魔球。
蛙の子は蛙です。
からくりを知ってしまえばなんのことはありません。
でも、見えてたにしても物理法則を無視したあの変化球はどう考えても打てません。
3号は1号とは逆に球がバットを避けます。
勢いよくバットを振るとその風圧により球がフワッと。
その原理は今考えても不明。
たぶん、日本的なわびさび的なものでしょう。
星一徹率いる中日との最終戦が印象的です。
完全試合直前、試合中逆立ちをしていた伴忠太が代打へ。
フワッと振ってヒットを打つも体力がないため、一塁まで走れず結局アウト。
その瞬間、飛雄馬の左手の健がピキツ!
あーあ、やっちゃいました。
その後、右投げで復活するのは、別のお話です。
ここで、閑話休題。
スポコンアニメと称されていますが、恋愛もありました。
時は昭和、場所は宮崎。
みなさんと出会います。
しかし、みなさんは不治の病に侵されています。
もちろん、結末はお分かりですね。
悲恋でした。
やけになった?飛雄馬はディスコでぺっぴりゴーゴーなどを・・・
珍しいシーンでした。
この作品、至って真面目な長編スポコンアニメです。
しかし、今観るとその真剣さ故に笑えます。
なにせ、1球投げるごとに回想が入って「いったいいつ終わるの?」の世界です。
それに、瞳の奥に炎がメラメラ。
ちなみにこの演出は現代アニメに受け継がれてますネ。
なんか笑っちゃいます。
長々と書きましたが、私は阪神タイガースファンと告白して、筆を置くこととしましょう。