ワドルディ隊員 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アンドロイド要素を取り入れたアニメ映画
このアニメは、吉浦監督がロボットの設定を
上手く落とし込んだ映画だ。
水のコトバを、事前に視聴している方なら
すぐに気づくだろう。
おそらく、水のコトバの延長に当たる作品だと思われる。
おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
舞台は近未来の日本。人型アンドロイドが
家電として実用化されてまもない時代だ。
主人公向坂リクオは、自宅のアンドロイドのログを通じ
“イヴの時間”と呼ばれる喫茶店があることを
突き止める。真相を確かめるために、リクオは
友人のマサキと共に喫茶店に乗り込むが…。
人間とアンドロイドの関係に、上手く焦点を
当てており、問題提起として視聴者に
投げかけるメッセージにも繋がっている。
回想のシーンも上手いところで挿入されるため、
視聴者を飽きさせない作りになっているなと感じた。
意外とコメディ要素が多い印象を受ける。
特に、カトラン回はギャグのオンパレードともいえる。
内容もしっかりしているので、見ごたえがあると思った。
ロボット三原則の設定に基づいて、制作されているため
事前にその知識を頭の中に入れておくとより楽しめる
と思われる。
このアニメを見ていた時に、
アンドリューNDR114やA.I.が思い浮かんだ。
この手の作品に飽き飽きした人には、
つまらないと感じてもおかしくはないと思う。
個人的には、良作だと思う。