oneandonly さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
久しぶりの聖杯の世界
世界観:7
ストーリー:6
リアリティ:4
キャラクター:6
情感:5
合計:28
<あらすじ>
冬木の地で行われた聖杯戦争から10年……再び、『聖杯』の力を追い求める、七人の魔術師と七人の英霊の争いが始まろうとしていた。代々続く、魔術師の家系に育った遠坂凛もまた、父・遠坂時臣が参加した争いに、身を投じようとしていた。最強の英霊、セイバーの召喚を試みる凛だったが、彼女の眼の前に現れたのは、自らの名も知らぬ英霊だった。
(公式サイトより)
(2017年)9月に引越しをしたのですが、このタイミングでプロバイダーを変えた影響で、無線LANが開通するまで1ヶ月もかかってしまい、ようやく視聴環境が整ったところです。その間に仕事やら家庭やら趣味事やらでプライベート環境も多忙となり、視聴ペースは上がっていませんが、合間に一作品見ることができました。
この作品を選んだのは、ユーチューブで、Fateの説明動画(たくさん種類があるけど、どういう関係なのか?)をたまたま見て、久しぶりに見てみるか! と思い立ったのがきっかけです。最初はメイドインアビスを見たいと思ったのですが、dアニメのリストになかったので。
0話と1話に1時間枠を使い、説明を終わらせる導入部。様々な設定が懐かしい(笑)
stay nightでは、{netabare}士郎が自分を犠牲にしても他人を助けたがるお人好しな点や、大した力もないのに死の危険を顧みずにサーヴァントに挑む点に違和感があって、リアリティ面から入りきれなかったのですが、設定の理解が進んでから見ると許せる部分も増えました。
これは後半のエピソードだったかもしれませんが、切嗣の喜ぶ姿を見て、自分も他人を助けたいと思ったとか、士郎の体内には聖剣の鞘が埋め込まれていて、そのために特別な力が使え、サーヴァントとも戦えるとか、一応説明がつくようにも作られていたのだなと、リアリティ面ではプラス評価できました。
(ただし、自宅に若い女性がどんどん増えていくハーレムに抵抗があるので、4点までが限界){/netabare}
stay nightのセイバールートを視聴済のため、ストーリーは思い出していく感じで違和感なく進みました。
作画はバトルアクションにかなり手が込んでいるように見えました。ただし、剣技の巧拙の表現としては、やや浅いか(斬られたら終わりのバトル物は、主要キャラが簡単に斬られるわけにはいかないので、総じてそういう方向になってしまうのですが)。
キャラクターは遠坂ルートだけあって、凛がちゃんとヒロインしてました。テンプレですが、ツンデレキャラは嫌いではないので。
前半の1期は、{netabare}士郎がセイバーとの契約が消滅するところまで。ラスト、凛がビルから飛び降りてアーチャーに抱えられる浮遊感の中で流れ出すLiSAが歌う「THIS ILLUSION」は、高揚感がありましたね。私は原作をプレイしておらず、スタジオディーン版のOPで聞いていた時には特に思うところはなかったのですが、いつの間にやら結構嵌っていたということでしょうか。{/netabare}
音楽は、OPの「ideal white」も耳に残っています。イントロとAメロの入りが良く、Bメロの裏声の抜け方がいいですね。サビが普通なのがちょっと惜しいです。
知っている、理解していると楽しめる部分が増えてくる作品なので、1作品で普通だった人にもおすすめしたいです(駄目だった人はこれも駄目だと思う)。
また、今回の視聴でFateが支持される理由が理解できたような気がしました。それは、2期のレビューのほうに書きたいと思います。
<2019.1.17追記>
世界観の配点基準をやや厳しくしたための調整になります。
(参考評価推移:3.7→調整3.6)
(2017.10視聴、2019.1調整)