tinzei さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ザ・賛否両論
賛否両論作品、僕は賛側だけど。
「涼宮ハルヒの憂鬱」のパロディ作品。本編のシリアスとは違いほとんどが日常ギャグコメディ、そして主人公(視点)がキョンではなく長門有希。設定的には本家ハルヒというより5分アニメでやっていた「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」に近い、「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」が本家ハルヒのパロディなら、この作品は映画「涼宮ハルヒの消失」のパロディ。
まずキャラにおいて、長門有希は本好きの無口ではなくゲーム好きで引っ込み思案な普通の女の子、{netabare}途中で本家長門(っぽい)のもでてくるけど、{/netabare}ハルヒと古泉は別の高校(光陽園)、そして何より朝倉さんが生きている、長門達の同級生で保護者的立ち位置になっている。他のキョン、朝比奈さん、鶴屋さんはさほど変わらない。個人的には朝倉さんの暴走が好き。
こういうパロディ作品はだいたい賛否両論になるが、個人的にこういう普段シリアスだったキャラ達が総じてボケに回ってるのは結構好きなので、そこまでパロディ自体に抵抗はない、ただ人によっては「それはキャラ崩壊だ」と思う人もいるだろうし、「否」が多くなるのもわかるが、ガ〇ダムのパロディ作品みたいにキャラ崩壊が尋常じゃない作品もあるわけで、そういうのを見ているとこの作品はまだリスペクトをもって作っている・・・と思える、というか設定的に大改変してるわけではないのだから、むしろ見やすささえある、だからかパロディの中でもこれとNARUTOのパロディのロックリー忍伝(?)は本家と同じぐらい好き。そもそも日常系が好きってのもあるけど(笑)