「楓ニュータウン(アニメ映画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
3
棚に入れた
12
ランキング
7909
★★★☆☆ 3.0 (3)
物語
2.8
作画
3.0
声優
2.8
音楽
3.3
キャラ
3.2

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ネタバレ

まりす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

子役時代の吉岡茉祐とおばけの扱い

29分の単発アニメ。

主人公たちは小学5年生の11歳。
声優は劇団所属の子役4名を起用。

その内一人は「Wake Up, Girls!」の主人公島田真夢を演じている
吉岡茉祐さんです。
これは2006年の作品ですから当人が11歳のときか…
少年少女らしい演技をしている他3名と比べて
吉岡さんだけダントツに上手い。当時から片鱗見せすぎでしょう。

子供向けの作品だけあって、「おばけ」が話の中心に据えられている。
お化け、恐竜、宇宙。 子供は大好きですね。
が、この作品。話の構成が子供っぽすぎて大人はなかなか観ていられない。

それでも大人視線でラストシーンを観ると…
{netabare}
「おばけ」が見えることを信じてもらえず オカルト少年呼ばわりされて来た
トラウマから、いつしかおばけが見えなくなったミキオ。
ところが「おばけが見える」と言うハルコに触発され、
ミキオは再び見えるようになります。

終盤でミキオは皆の前でハルコに告白しますが、
このあとミキオは「おばけ」を見ることができなくなります。
・・・なんでだ。

ミキオ「ぼくはもう、こどもじゃない!」(ミキオのラストのセリフ)

・・・なんでや!おばけと友達に戻れたのに!
ミキオの成長物語にするために、無理矢理おばけと引き剥がしたように見えます。
{/netabare}
少年少女を声優として起用しているため、声には一定のリアリティがあるものの、
作品全体からは子供向けというより子供騙しの感を得てしまう。
でも、物語の文脈すっ飛ばしてハッピーエンドにするだけでも
子供は喜ぶんだろうなあ…

私は常々、「背景が無いものは一過性に終わる」と思っていますが、
10年以上が経過した今、本作を棚に入れた人がこれだけ少ないということは
そういうことなんでしょう。

投稿 : 2017/10/26
閲覧 : 937
サンキュー:

2

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