ワドルディ隊員 さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
怪獣要素を取り入れた短編アニメ
このアニメは、知る人ぞ知る吉浦監督作品の一つである。
視聴するきっかけとなったのは、
私をキャッチしてくださった方からの推薦だ。
約7分で終わるという事もあり、見ることにしたのだ。
内容を一行で言い表すと、SF怪獣アニメだ。
ここ最近の映画で例えるなら、パシフィックリムが一番近い。
巨大ロボと怪獣が対峙する構造は、ほぼ同じだ。
おそらく、この作品をベースに考えたのではないかと
推測した。
ただ、違うとすれば怪獣側が正義の味方、
巨大ロボットが侵略者として描かれていることだ。
その点に関しては、いいアイデアだなと感じた。
怪獣は、ゴジラ2014のムートーを連想した。
短い時間ということもあり、少し説明不足な点もあったが
そこに関してはあまり気にしていない。
それ以上に気になったのは、怪獣が巨大ロボット
を左ストレートで撃退したことだ。
意味が分からない。口から光線を吐いた方が絶対に盛り上がる。
しかも、それを予兆するかのような描写もあったのに…。
そのため、非常に味気ない感じで戦いが終わってしまった。残念。
私としては、吉浦監督はSFバトル物と相性が悪いように感じた。
ドラマ性をアピールした作品を作った方がよいと思われる。
吉浦作品の中では、一番気楽に見れるアニメであるのは間違いない。
ただ、それ以上に中身が薄いため吉浦監督入門としては
オススメしづらいと感じたのが私の感想だ。
個人的にはアルモニ、イヴの時間、ペイルコクーンをオススメする。
3つの中では、アルモニが一番見やすいのではないかと思われる。