ようす さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
人間が家を空ける昼間、ペットたちはこんなふうに自由に過ごしているのかも…♪
「ミニオンズ」や「SING」の
イルミネーション・エンターテインメントが制作した映画。
2016年公開。
続編は2018年公開予定。
ユニバーサル・スタジオの子会社なのですね、
よく知らなかった(笑)
だからUSJにミニオンパークができたのかしら?
やっと私の中でつながりましたw
90分ほどの作品です。
● ストーリー
舞台はアメリカのマンハッタン。
捨て犬だった小型犬のマックス(♂)は、
ケイティ(♀)に拾われたことで幸せな生活を送っていた。
ある日、ケイティは保健所から大型犬のデューク(♂)を引き取ってきた。
ケイティを独り占めできず、
互いを疎ましく思うマックスとデューク。
散歩に来ていた公園から離れ、
猫に襲われたり保健所に捕まったりしているうちに
どんどん家から離れてしまう。
2匹は家を目指す中で互いのことを理解していくが、
果たして無事に家に帰れるのか…?
飼い主の前では従順なペットたちも、
飼い主が仕事や学校に出かけると自由な時間を過ごす。
その様子がなんとも楽しい^^
登場するペットの種類も多彩。
犬がメインですが、
猫、鳥、モルモット、ウサギ、などなど。
ストーリーの内容は、
そこまで面白いとは思いませんでした。
確かに大冒険しているんだけど、
動物が人間の街を冒険するというのは、
良くも悪くもありきたりになっていますからね。
“ペット”という立場を活かせている設定やシーンは面白かったですが、
(家を集会所にしたり、捨てられた元ペットたちが人間に恨みを抱いていたり、飼い主の愛を感じられる演出など )
それ以外に目新しさを感じることはできませんでした。
● キャラクター&声優
特別目立ったり、個性が強いキャラもあまりいませんでした。
マックス(cv.設楽統)&デューク(cv.日村勇紀)は、
なんとなくいいコンビ感が伝わってきますが、
主人公としては弱いような…。
バナナマンの2人が主演というのは、
話題になった記憶があります。
悪くはありませんでしたが、
やはり本職の声優さんに比べると浮いている感じがしました。
それに対して脇を固める本職の声優さんはさすが、
キャラの良さをよく引き立たせていました。
≪ 印象に残ったキャラクター ≫
◇ギジェット(cv.沢城みゆき)
マックスに好意を寄せるポメラニアンのギジェット。
いい家育ちで世間知らずなお嬢様ですが、
マックスを助けようとするときに発揮する強さが笑えるww
いや~恋する乙女は最強ですw
普段の可愛らしい姿と凶暴な時の怖さのギャップ。
演じ方がさすがでした♪
◇スノーボール(cv.中尾隆聖)
今回サブメインキャラに位置するのが、
“元ペット団”のボス、ウサギのスノーボール。
見た目はかわいいウサギちゃん、
だけど実際は頭のネジが吹っ飛んでいるボスw
こういう悪役と中尾隆聖さんの声のタッグって、
無条件の安定感がありますw
● まとめ
ペットと飼い主の関係には感動もありましたが、
私はペットを飼っていないからか、そこまで感情移入できず^^;
ペットを家族のように大切にしていると、
死んでしまった時に耐えられない自信があるので嫌なのです…。
ペットを飼ってる人とそうでない人とでは、
見方が変わる作品かもしれませんね。
結局人間がきちんと正しく愛してあげれば、
ペットたちは幸せってことも伝えたかったのかしら。
それは人間だって同じだけれどね。
正しく愛がある家は、それだけで幸せなはず。
続編も製作中だそうですが、
あまり期待はしないで待ちます(笑)