「アトム ザ・ビギニング(TVアニメ動画)」

総合得点
64.7
感想・評価
152
棚に入れた
633
ランキング
3680
★★★★☆ 3.3 (152)
物語
3.2
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.3

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ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

レトロアニメ原案なんですが普通の現代のアニメの作りでした。

アニメ「鉄腕アトム」を原案にしており
鉄腕アトム誕生までの話を描いたものにしているものらしい。
この世界では大災害が起きてロボット達が発展し
生活に欠かせないものなったという設定
ただし、ロボット達には自我がなくて、あくまでも道具の扱いになっているように見えました。

そしてまず思うことは出てくるキャラはキャラクターデザインは手足が細くて
手足が長いなと思うぐらいに描かれていましたね。
さらに一部のキャラが鼻が丸くて異様に高く描かれていて
これは原案にしている「鉄腕アトム」のキャラの特徴に似せてきており
キャラクターデザインは独特です。
ただし、基本的には「鉄腕アトム」の元のキャラとはキャラクターデザインは
似てないです。あくまでも現代風に描かれてました。
世界観は原案の「鉄腕アトム」て昔、1970年代あたりに子供向け科学雑誌
に描かれた透明なパイプの中を乗り物が移動するような感じで
スカイカーか飛び回る世界だったと思うのですが
そうではなくて、これも現代風ですね。建物は現代風で
スマートフォンやインターネット環境や生放送されている番組を見ながら
ツィッターみたいに実況したり、もはや「鉄腕アトム」の元の世界観とは
関係ないかのようですね。

出てくるキャラは「天馬 午太郎」と「お茶の水 博志」で
それぞれ、原案の「鉄腕アトム」では「アトム」の生みの親、育ての親
なのですが本作では「アトム」が誕生する前の話なので
彼らの大学院生時代を描いたものになっていて
大学院が舞台になってました。
「天馬午太郎」は強気な性格で態度が大きいキャラ付けがされており
「お茶の水博志」は温厚で性格もまじめで態度も控えめと
真逆のキャラ付けがされていて対比になってましたね。

彼らが研究している「A106」というロボットにスポットが当たってました。
設定上は自我はないってことになっているので
プログラム通りに動いて、世の中の人を助ける過程が描かれてました。
助けるといっても日常の中で普通に人助けをすることが多かったです。
ただ、時より自我がありそうな素振りを見せるなど
思わせぶりにストーリーは進んでしました。
科学技術は現実的で
ネット回線が使われたり、ネット技術を応用したりして解決したり
ナルホドな・・・と思えるケースは多かったし
それなりには楽しめたけど、基本的には日常を描いたものでした。

そんな「A106」を狙う、者が現れたり
そいつらとの攻防が描かれたり、やっていることはバトルやアクションものぽかったりもしました。
狙っている奴らがどういう奴なのかがわからないので
バトルものなのはわかるけど。ふわふわしていて、バトルはそこまで内容は面白いものではありませんでした。
戦ってるな・・・ぐらいですね。
作画はしっかりしているので作画的な不満はないので
アクション自体で楽しめるのなら、楽しめると思いました。
バトルはしてますが、主人公達は一般人なので巻き込まれて
戦っている感じでした。一般人がアクシデントで巻き込まれてアクションに
なっている趣向でした。

後半はロボットの災害救出をするコンテストに出たり
ロボットプロレスするコンテストに出たり
災害やバトルなどで活躍するロボットが出てきてましたね。
ロボットの描写は、フィクションやSFよりというよりは
現実的に描かれていましたね。
材料を柔軟にすると強度が弱くなるとか
リアル寄りに描かれてました。
個人的に判断した限りでは現実的な描写が多かったので
ここでもナルホドな・・・と思えるケースは多かったです。
ロボットの技術的描写は良かったのではないでしょうか

ただ、ロボットプロレスに関してはバトルものと考えると
消化不良だったかなあっさり終わる戦いが多く
これで終わり?て感じでした。
そして毎回あっさり終わる割には戦っている回数は多いので
全体的には長いのであっさりした内容にしては長いなと感じました。
テーマはロボットは自我に目覚めるかにあててましたが
上手く描けたかについても中途半端だったかな
そりゃ現代の科学では自我は作れないのだから
どう描けば納得出来るかなんて、誰にもわからないということはわかるのですが
それでも上手く描けたようには見えなかった。
終わり方も中途半端でした。

最後まで見るとロボットプロレスに関してはあまり面白くはなかったので
これなら前半のまま進めてロボットは自我に目覚めるかのテーマを
もっと掘り下げた方が良かったように見えました。

「天馬 午太郎」に関しては悪い人ではないのはわかるけど
上から目線で態度が大きいので、チョットイラッする場面が目立ったな
他人を見下してる感じもするのもどうも気になった。
自分勝手な行動も多くて、感心出来る場面は少なかったな
それで反省して改心する話とかならまだ、納得出来たのだけど
そうでもないので、どうも自分勝手な奴てだけで終わってたのは残念かな

メインで出てきた女の子は2人いましたけど思ったより
ストーリー的にはあまり入ってこなくて空気だったかな
個別回は蘭て女の子にはあったのだけど茂斗子にはなかったからな
スタイルが良くて、肌色の多い服装が多くてNHK放送にしては
色っぽい女の子でしたので、私的には好みでしたので
もうチョット役割がほしかったな
「天馬 午太郎」と「お茶の水博志」に対しては普通に
友達として接していたのは良かったかと
「お茶の水博志」はまじめなので最後まで好意的に見れる
好青年でしたね。優しさは伝わってきたし
言っていることも、まともなことが多くて安心して見れるキャラでした。
キャラに関しては良いキャラもいれば態度が気になるキャラも
いるってことで普通でした。

声優さんについてはロロ役の方の演技自体は下手とかではないのだけど
声質が合ってないと感じました。女性役にしては声が低すぎるなと思った。
何かわざとらしい感じもしたので、もしかすると何かこの声質に何か意味があるのかもしれません。
そうだとするとおかしくはないんですけど、今の時点では気になるね。
他の役の方は声質は合っていたし演技力もありました。
怒っている時や必死に頑張っている時の演技はしっかりしていて
中々のものでした。

まとめると「A106」はアトムの原型かもしくはアトムそのものの
になる過程を描いたものだったんだろうけど
完成にはまだまだ程遠い感じでした。
世界観は現代風で原案の「鉄腕アトム」て感じはしない。
基本的には日常をやりながら人助けをしている感じで
現実的な科学技術描写が面白くそれなりには楽しめました。
バトルの部分はアクション自体は作画はとても良いのでアクション自体は楽しめるのだけど
誰と戦っているのか不明なのでふわふわ
した感じでしたので、内容はそこまでは面白くはありませんでした。
ロボットの描写も現実的で技術描写はナルホドなと思えることが多かったです。
ロボットプロレスについては中途半端だったかな
ロボットが自我を持つことについても中途半端にしか描けなかったかな
終わり方も中途半端だしどうも色々描ききれなかったな
ただ、前半の人助けや現実的な技術描写は良かったので
それなりには楽しめたのは確かです。
内容的には普通の評価ですね。
続きが見たいかになると、別に原案の「鉄腕アトム」て
感じはしなくて普通の現代のアニメの作りなので
そこまで続きが気になることはなかったです。
ホントどこにでもある普通の現代のアニメなので・・・
それ程は・・・すいません。

投稿 : 2017/10/24
閲覧 : 272
サンキュー:

7

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