でこぽん さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
心が温かくなります
日常でどんないやなことがあっても、このアニメを見ると心が癒されます。
この物語は惑星アクアで水先案内人(ウンディーネ)の修行をしている水無灯里(みずなし あかり)の日々を描いています。その中で、日常での大切なことを灯里が優しく教えてくれます。それが不思議と感動を呼びます。
灯里は日常のありふれたものから幸せを見つける達人です。
このような子が身近にいたら、きっと周りの人たちは幸せになるでしょう。
個人的には第四話「その 届かない手紙は…」が最も好きです。
私は第四話だけで、もう10回以上見ています。
{netabare}
物語終盤に「サンタクロウスの空」のBGMが流れる中、アレンのお墓の前でアレンの奥さんが語るシーンは、いつも涙が止まりません。
奥さんのアレンに対する愛情が十分に感じられます。
そしてこの第四話は、灯里やウッディさん、アリシアさん、郵便屋さんの優しさを、いろんなところで感じることができます。
{/netabare}
次に好きなのは第三話「その 透明な少女と…」です。
ここで灯里とアリスとの出会いがあります。
{netabare}
操舵技術は優れているが人と接することに慣れていないアリスが、なんとかして欠点を克服しようとしている姿がけなげですし、
アリスが灯里に心を開くところや、浮島から眺める景色の素晴らしさは、まるで心が風になったように気持ち良いです。
{/netabare}
次に好きなのは第十一話「その オレンジの日々を…」です。
ここではアリシア、晃、アテナのシングルの頃の話があります。
{netabare}
アテナの歌声に、歩いている人が思わず立ち止まったり、家の中にいる人たちが窓を開けて彼女の歌声を聴く姿が印象的です。しかも歌っているときの彼女の姿は、とても美しかった。
アテナが歌い終わったとき、思わず私も拍手をしました。それほど感動しました。
{/netabare}
そして、良い意味で不満が残るのは第十二話「その やわらかな願いは…」です。
{netabare}
ここでは、灯里が過去に行きます。
そして、ニューベネツィアに、待望の水がやってきます。
話の内容は、それは素晴らしかったです。
でも、個人的な不満として、
せっかく開拓時代の水がやってくるタイミングに灯里が来たのであれば、灯里は、第四話のアレンを助けることができたのでは?と思いました。
灯里ならば、どんな無茶をしても開拓基地へ電話をし、アレンに危険を知らせたのではないかと、私は勝手に想像しました。
しかし、第四話も第十二話も漫画には無いオリジナルストリーですので、
これをつなげると原作との違いが目立ちすぎてしまい、本来のARIAの話と異なってきます。
だから残念でたまりませんでした。
{/netabare}
まだ見られていない人は、是非お勧めします。
心が楽になりますよ(^_^)
2005年からテレビ放送が始まったARIAですが、今後も映画の上映が予定されています。
ARIAは、たくさんの癒しを私たちに与えてくれます。たくさんの素敵を私たちに届けてくれます。
ARIAの次回作が待ち遠しいです。(^_^)/