イムラ さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
観て損はない
<2024/5/13 追記>
視聴完了、録画、Blu-rayにコピー済み
自分の中で評点の基準を変えたので、修正レビューです。
(4.7→4.4)
今考えても名作だと思うんですよ
図書館の塔の屋上に住まうビスクドールのような少女の探偵
それだけでかっこいいじゃないすか
85点/100点満点
<2017/10/15初レビュー>
第一次大戦と第二次大戦の狭間の時代。
スイスとフランス、イタリアに挟まれた架空の小国ソヴュールを舞台に繰り広げられるオカルティック風味のミステリー。
ソヴュールの聖マグリット学園に日本帝国から留学してきた久城一弥くんが、学園の塔の図書館の最上階の植物園で気怠い日々を過ごす一人の少女と出会うところから物語は始まります。
少女の名前はヴィクトリカ。
ビスク・ドールのような小さなお人形さんのような女の子。
しかし、ヴィクトリカにはとある秘密が・・・
二人は次々と事件に巻き込まれていきます。
基本的にはその事件を{netabare}灰色狼と呼ばれる天才的な頭脳を持つヴィクトリカ{/netabare}が次々と解決。
久城一弥くんは{netabare}ワトスン役{/netabare}ですね。
ただ、それだけでは収まらない、戦争を背景とした壮絶さと悲愁がこの物語には常につき纏います。
そんな薄暗い世界に囚われた{netabare}お姫様を助け出す王子様{/netabare}の物語。
最終回の展開はせつなくて。
ラノベ界初の直木賞作家は伊達じゃない。
観て損はない。
そんな名作です。