け~・える・い~ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
被造物の苦悩と、創造主の都合
基本的には、面白くて楽しめた作品。
しかし、終盤の展開が上手く盛り上がらなかったというか、少し残念でした。
{netabare}
アルタイルの無敵ぶりを強調するためか、主人公陣営はどんどんジリ貧に。そうすることによりセツナ登場による逆転劇を盛り上げようとしたのかもしれないけれど、そこに意外性がまったくなかった。
セレジア、鹿屋、アリステリアの連携攻撃(おぉ!)
↓
セレジアがカロンとの対決で消滅(おやっ?)
↓
切り札のシリウス登場(誰?)
↓
シリウス作戦失敗(そりゃそうだろう)
↓
セツナ登場(やっぱり!)
↓
セツナとアルタイルの邂逅(長い!)
↓
エピローグ(長い!)
バトルとしては被造物たちが連携してアルタイルを倒すというのが一番盛り上がると思うので、そういう意味ではアリステリア達のくだりがピークだったのかなと。
その後メインヒロインと思われたセレジアが、ラスボスのアルタイルではなくカロンとの対決で退場してしまいどうなるのかと思っていたら、突如切り札としてシリウスが登場。
物語上では前日譚で仕込みをしてたことになっているが、リアル視聴者は置いてけぼり。そんなんで盛り上がるわけもなく、当然のごとく作戦は失敗。
そして大方の予想通りセツナが登場。セツナの登場は結構早い段階から予想されたし、18話の颯太と真鍳の会話で確定していた。にもかかわらず実際の登場は20話の終わり。だからその間のバトルが茶番にしかならない。
そしてセツナとアルタイルの会話とエピローグが長い!それぞれAパート、Bパートにして合わせて1話くらいでよかったのでは。
{/netabare}
{netabare}
上記を踏まえて、妄想ラストバトル。
対アルタイルとして創造したシリウスはアルタイルに通用せず、失敗。
切り札はアリステリアを含めた被造物による連携攻撃。主人公陣営に属さないアリステリアと連携できるかが不安材料だったが、作者である高良田との絆により克服。
一方、バトルを見守る颯太のもとに真鍳が訪れる。バトルと並行して、会話が展開。
アリステリアとの連携攻撃は成功したかに見えたが、アルタイルは健在。切り札の攻撃が失敗に終わり、司令部が絶望しかけたところで、隠し玉が発動しセツナが登場。
セツナの登場によりアルタイルは沈静化。
大崩壊は回避されたかに思われたが、納得いかないカロンが暴走。
セレジアが身を挺してカロンを制止。
エピローグ。
基本的に順番を入れ替えただけだけど、こんな感じのほうが素直に盛り上がれたんじゃないかと
個人的には、幼児向けのゆるいキャラだったまみかがシリアスに活躍する中盤が一番面白かった。
{/netabare}