2010sw さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
たのしー!!
姉の行動原理が”しゅき!”で出来ている。
”好き”でなくて”しゅき!”。
あらゆる生のエネルギーの元だ。
”性”でなく”生”。
弟か妹欲しいのトラウマと
姉欲しいのトラウマが
ここで邂逅する。
なんだかんだでウマが合う。
ほぼ3分と短いながらも
楽しさはそれ以上に感じるのは
脚本が無駄なく良くできているからだ。
絵の情報量もちょうどよく
そしてなんといっても
おそらくは、私が廃になるまで
ココロに残るのは△(くち)だ。
△と描いて姉と読んでもいい。
数学のテストで△は何ですかと聞かれて
2等辺三角形と答えると〇がもらえるだろう。
しかし私が教師なら
姉 との回答に◎いや花丸を進呈するだろう。
△の話が何のことかわからない諸兄には
ぜひ、この作品を見て勉強していただきたい。
そこには赤裸々で青春な、時に懐かしく
たまに心温まる、人間の物語が
凝縮されて展開されている。
そして△の秘密が脳に焼きつく。
脳のシワがきっと△になるのだろう。
素晴らしい作品であった。