フロー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
解り合えない隔たりを空っぽの境界にするために生きている。
本作、終章は1999年3月を舞台にしたお話
殺人考察(前)→伽藍の洞→痛覚残留→俯瞰風景
→矛盾螺旋→忘却録音→殺人考察(後)→『空の境界』
と云う時系列になっています
{netabare} “式”に“織”、両者は陰と陽
肯定と否定、
この『空の境界』の主人公は
今まで表に出て来なかった
"両儀式" 陰と陽2つを有する“太極”
肉体の人格である"両儀式"と黒桐幹也の
物語の核心に触れる会話が印象的な終章
様々な『両儀式』に触れて来た黒桐幹也は
彼女の本質とも言える
それに邂逅し言葉を交わした時
どんな化学反応が起こるのか {/netabare}
尺の分会話シーンが続くだけでしたが
不思議と飽きは来ませんでした
それどころか2人の会話が心地良く
考察を始めたのは2周目以降でした
ちなみに以前FGOネタに触れましたが
本作の"両儀式"がまさにそれです