狗が身 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
雑感。
ん~…残念ながら、僕には本作の面白さはさっぱり分からなかった。
本作を制作した時点で駿氏は引退するつもりだったことを考えれば、本作には現代の若者に対する駿氏なりのエールなりメッセージなりが込められている。
カプローニが二郎のことを日本の少年と呼ぶのは、二郎という存在が、一人のキャラクターではなく、二郎=視聴者だからだと思う。
二郎に自分を投影して、感情移入できるかどうか、それが本作を評価するうえで分かれ目になる。
僕にはそこまで本気で夢に、仕事に打ち込むだけの情熱は無い。
何事には一所懸命に打ち込めよ、というメッセージは分かるのだけど、それはそれとして、本作の物語自体にはこれといった面白みは感じられず、ただただ長かったという印象が拭えない…。途中からヒロインとのロマンスが前に出てきたのもなんだか中途半端でマイナス。