ぬるぽ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
シリアスな笑い?乾いた笑い?
第2シーズンでは最初から必然性のないキャラクター退場と見え見えな特定キャラクターのhate溜めがひたすら続く。
マクギリスがクーデターを引き起こすまでストーリー的に必須と思われる箇所ははっきり言ってない。
ヤクザ脱退も地球撤退もあれだけ尺を使ってたいしたことは起こってないのだから最初からヤクザになど加入せずに地球に向かい、地球支部も作らない脚本にしておけばいい。
内容は全体の構造を考えず脚本を考えた人のカッコいいと思うものを全部ぶちこんだ感じ。
だから主人公にも誰にも何も共感できない。登場人物がカッコいいものとヘイトを溜めるもののつぎはぎでしかないのだから当然だと思う。
さらに言えば、つぎはぎの弊害として発言に一貫性がなく、鉄華団には好感どころか嫌悪感が湧くばかりだった。
そんな連中がいかにも感動してください的なBGMの中金太郎飴のようにごちゃごちゃ言って死んでいく様には何度も笑ってしまった。
さらにダブル主人公が遺言として言っていることが食い違っていて、結局"何に""たどり着いていたのかいないのか"というこの作品の根幹をなすと想定されていたであろうテーマが意味不明である。だから三日月の子供が出てきても、火星独立云々の話があっても腑に落ちず、「お前らの人生無意味じゃん!」とだけ思ってしまった(ラスタル・エリオンは作品の初めから強力な権力を持っているので、改革の志を最初から有していればイズナリオ・ファリド等セブンスターズのごく一部を排除するだけで済む)。