MLK さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
無題
※このアニメは見る人間を馬鹿にしています。平均以上のクソアニメ好きのみ視聴をお勧めします。若者はこんなもの見ている暇があったら無印ラブライブを見た方がずっとマシです。
一話視聴
あまりに滅茶苦茶で困惑。
一期の時点で廃校を防ぐためのウルトラCな手段としてスクールアイドルをやっていたのに、それが失敗に終わった二期の一話でまた「アイドル活動で奇跡を起こそう!」というのはあまりにおかしい。「でも、~~~みたいな例もある、だからあきらめない!」という理屈ならまだ分かるが、私の頭が良すぎるからなのかもしれないが、著しく論理性を欠いた集団の異常なポジティブさは宗教的な恐怖すら感じられた。
それならそれでラノベのようにまだ笑いようもあるというものだが、本作に限ってはそれもできない。というのは、彼女たちが宗教レベルの異常な信仰や信頼関係を持っているとは思えないからだ。
無印二期からサンシャイン一期、サンシャイン二期と至る中で強化されているのがキャラ付けとギャグ描写だ。そして今作において、ギャグ描写はついに会話を分断するところにまで浸食してきた。するとどういうことが起きるか。キャラクターが常にギャグに逃げるため、彼女たちは相手に本心を隠しているようにしか見えないのだ。心を開かない相手同士を見て、どうして安心してブヒることができるだろうか。
シナリオとしても、豚の餌としても失格の本作。ゼロを通り越して評価は早くもマイナスだ。
二話
演劇であればちょうどいいご都合主義やセリフや動きのくどさも、残念ながらテレビアニメではとにかく過剰。私は演出についてはずぶの素人だが、限定空間で観客を魅せるための演劇と、世界をカメラで切り取る形のアニメでは勝手が違うのでは?
第四の壁を越えるというにはこちらに語り掛けてはこないし、ドラマというにはあきらかに観る者を意識した演出が多いため、非常にモヤモヤする。いっそのことモノローグではなく、キャラがはっきりとこちらに話しかけてくれれば違和感も消える上にギャグ以外のアニメではかなり思い切ったものとなるのではないだろうか。
三話
言いたいことが山ほどある。
ただ、作り手、あるいはスポンサーが視聴者を馬鹿にしているということは間違いないだろう。
はっきりいって、これは無印のパッチワークだ。
その手法自体を全面的に批判しているわけではない。他の作品から着想を得て作られたものはたくさんあるし、誰の影響も受けずに作品を作ることは不可能である。
だが、今回の場合はあまりに元ネタが近く、あまりに露骨であまりに強引だ。
くじ引きに至る部分は一期11話、予選から学校までは2期9話、最後のライブは一期8話から来ていることは明白だ。それらが適当につなぎ合わされ、おまけに展開に何のひねりも持たせていない。
のみならず、一つも整合性の無いところに感動げな演出を入れてくるのだから本当に質が悪い。
東浩紀の言うところのデータベース消費はついに日常系以外のシナリオにまで浸食しつつあるのだろうか。
こんなものがバカ売れするのだから、アニメは本当にボロい商売だ。
サンライズにプライドはないのだろうか。矢立肇の名が、泣いている。