蒼い✨️ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
心弱き者の解像度。
【概要】
アニメーション制作:studioぴえろ
2017年10月3日 - 2018年3月27日に放映された全25話のTVアニメ。
原作は、赤塚不二夫の『おそ松くん』
監督は、藤田陽一。
2008年に永眠した昭和の大御所漫画家・赤塚不二夫先生の生誕80周年を記念したアニメ作品。
【あらすじ】
松野家の6つ子の兄弟のおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松は、
成人しても働かずに親の金でパチンコに行ったりぶらぶら遊んでるニートになっていた。
イヤミ、チビ太、トト子、ハタ坊、デカパン、ダヨーンなど、
おなじみのキャラとの関係は続いていて、毎度毎度過激な騒動が巻き起こる。
親の脛をかじり続ける無職童貞の六つ子の仲が良いのか悪いのか微妙な関係を軸に、
日常話や事件が繰り返される日々であった。
【感想】
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず」
との遺訓を残したのは、徳川家康でありますが、
人間は一念発起しても簡単に変われるものではない。
人生はままならぬものであり、人の性根は一生続くもの。
亀の歩みでも焦らずに一歩一歩進んでいこうとの考え。
これは、藤子・f・不二雄先生の野比のび太少年に対する、
「あの日あの時あのダルマ」「45年後…」
でも語られてる人生の哲学みたいなものを下敷きに、
おそ松さんのキャラ付けと物語が練られていると気づいてしまうと、
人間の心の弱さと醜い部分に目を背けずに赤裸々に、
伸び伸びとキャラクターを描写していることに実は〝深い〟アニメではないかと?
6つ子は奇行が多いしおバカなのですが、実はあれで繊細で傷つきやすいからこそ、
社会に適合できてない。それを〝甘え〟と一刀両断したくなる人もいますけどね。
あまりにも下品で過激なエピソードが多いのは事実ですが、
時には人情の機微に訴えかけるエピソード(多くはオチで台無しにするのですがw)
があるのを見るに、本当に〝良い〟アニメを作れるスタッフが、
故意に全力で悪ふざけしているのがわかりますよね?
本当に頭が悪いスタッフが頭の悪いアニメを作ってるのならば、
原作の名エピソードの「イヤミはひとり風の中」を、
チャップリンの『街の灯』のパクリ、もといパロディが満載であっても、
感動的にアニメ化できないですからね。
基本的には、おバカでナンセンスでお下劣な話が多いと言っても、
比較するのは適切であるかはわかりませんが「ポプテピピック」とは、
制作の姿勢が全く違うな!ということで、
個人的には結構な高評価をつけてしまいました。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。