たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
魅力があるのは羽海野チカのキャラクターだけ
羽海野チカをキャラクターデザインに起用したのは成功だといえる。彼女の絵はアニメとして非常に「アニメ栄え」していて、萌えと少女漫画の中間的な作画は珍しいタイプだ。
が、神山監督はそれを上手く調理しているのかは別の話であり、素材が良くても料理人がダメだとここまで味がなくなってしまうのかと残念でなくなる。
まず脚本が監督の悪い癖でよく定まっていないし、演出も凡庸。羽海野チカの「三月のライオン」のような深い人間洞察は無い。
彼女をキャラクターデザインに据えて、繊細な人間洞察が希薄なのは、それが売りなだけ非常に痛い。