てっく さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
コミュニティーの必要性
正直、扱いに困ると言うかコメントに困る作品。
私自身、あまり世間では認知されてない持病は持っているものの五体満足で「障がい」と言える状態ではないので
真にヒロインに共感できるか?と問われれば、それは表向きに過ぎないなのかもしれない。
(五体満足という表現も世の中において適切な言葉なのかも疑問ではなる)
あらすじについては割合。
障がい、イジメ、友達、そしてコミュニティー。
それらがキーワードの本作品ですが、取り分け「コミュニティー」にスポットを当てた内容ですね。
人は生きて行く上で誰かしらと繋がり、また関わり合いながら生きて行かなければならない。
その為にコミュニティー能力というのは必要不可欠で、人間の本質的な部分でもある。五体満足な事よりも。
障がいを持つ者、イジメを行う者、イジメに加担する者、障がいを持つ子姉妹・親、イジメっ子の親。
それぞれの理屈と心情、そして変化がすごく丁寧に描かれている。
「重い」 けど 「想い」 を持つ事の大切さを教えてくれる素敵な作品。
*長束くん。煙いけど嫌いじゃないw