くあれ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
心を通わせることが出来ていたら本物に辿り着けたのだろうか。
二クールに渡って放送された今作。
一クール目では主人公の人間関係や葬儀社と関わりを
持つことで変わり始める自身の考えなど
が印象に残る話だった。
数多くのキャラが存在する中、話数を重ねるごとに
繋がっていく人間関係。
そして、主人公においては、一番多く人と触れ合い
その中で意味深なセリフを聞かされ、その度に
自分の答えを導き出していた。
ただ、どれだけ答えが出ても、それは助言を
するものがいたから。結局は他人の言葉に耳を傾け
それに流されるように決断し、答えを出していた。
それは本人にも自覚があったようで。。
それでも、多少は成長し、強くなったと思う。
二クール目からは世界観が変わった。
二クール作品の中でも、この作品は特に世界観が
変わっても安定して物語が続いてた。
よく練った設定だと思った。
悪寒はしていたが、正直言葉を失った。
泣くこと、驚くこと、それ以上に喪失感がすごかった。
{netabare}祭の死。それにより、人に流されながらの決断はもうやめた主人公。{/netabare}
ここから展開が変わり、一クールで築き上げられた
人間関係が崩れ始める。
二クール目では、結果的に心理模写が濃く描かれ
多くのキャラに対しての印象も一クール目とは
かなり変わった。
いろいろ考察が出来て楽しかったが、
それ以前に鬱展開が多すぎて、心がかなり揺れ
上手く文で表現できない。
これほど見入る作品はあまりないと思った。