オリヴィエ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
北宇治高校吹奏楽部、最大の危機
映画は基本的にネタバレ全開のスタンス!
タイトルは原作3巻から
{netabare}
あすか先輩の父上である進藤正和から銀色のユーフォニアムが送られてくるところからスタートするあすか先輩に軸を置いた本作品。
文化祭の演奏会やあすか先輩お宅訪問時等随所に新作カットが見られる。
---感想というか雑記---
開幕から美菜子氏のロリボイスで憤死 いや、あれ反則でしょ!
そういえば原作3巻も同じ始まりだった・・・。
駅ビルコンサートでの宝島は新録?って思うぐらいなんか凄かった!劇場の音響だったからかな?
やっぱりあの部長の晴れ舞台だからあそこは何回見ても結構くるものがあった・・・。
TV版でも書いた気がするけど、あすか抜けて大変な時にちゃんと支えられたのは一皮向けた部長のおかげなんだよね。
あすかが「全国でないのが皆の為」とか言っていたときも、「本当にいいのね」ってあすかがいない全国を思い描けていたのも春香だけだったんじゃないかな。
あと欠かせないのはやっぱり久美子が本音であすか先輩に「一緒に吹きたい!」っていったあのシーン
お姉ちゃんが後悔しているのを知った上で先輩には同じように自ら後悔するって分かってる道を選んで欲しくないっていうあの気持ち!ともよ氏の演技も相まってほんとに凄い。
部活復帰してあすかの銀のユーフォと久美子の金のユーフォが並んだところもにくい演出。と思って見返したら10話ラストカットがそれだった!
全国大会終了後の進藤さんから滝先生が伝言受けて伝えるところもあすか先輩重視の演出になっていて凄いよかった!
---気になった点---
TV版だと合宿→関西大会→文化祭・・・だったのを関西大会→文化祭→合宿と時系列を入れ替えた点
あすか先輩が朝靄の中「響けユーフォニアム」吹くシーンを見せる!ってやりたいこととしては分かるんだけど、わざわざ時系列入れ替える必要あったかな??っていう
回想だと弱いって思ったのかも知れないけど、久美子が夜中意味もなく起きていなくてはいけなくなったのはまぁいいとしても服装が夏のまま?っぽいし、また10回通しの説明入るし、その割には滝先生が「関西大会通してよくなった」っていってるしなんか時間軸ずれて脳内???状態で合宿中は集中できなかった。
他にも回想で補ったりしてシーンの中で過去と現在いったりきたり・・・みたいなのが一部あってちょっと混乱する。
あすか、久美子に注力するあまり他蔑ろにしちゃ意味ないんじゃないかと若干思ったり思わなかったり。
全体通しては関西大会後から3年の卒業までをギュギュッと纏めてあすか先輩の物語って感じでした。副題の「届けたいメロディー」も久美子が思う北宇治の音を全国に響かせたい!っていうよりあすかが進藤さんに届けたいってほうが強く感じたかな。
{/netabare}
上映開始時のフォトセッション取り逃すのはお約束。
普通電源切ってるでしょあのタイミング!!
リベンジしにまた劇場いくかも