剏 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
化け損なった
非常に真面目なトーンで話が進み、派手な戦闘も萌え萌えなキャラクターも露骨な腐臭さも出てこないという今時珍しいような硬派な作品
基本的にキャラクターが会話を重ねていくだけで話が進むのですがそれがとても面白い!
それと総理大臣がカッコよすぎて痺れました
…という感じでずっと見ていたのですがラストで急におかしなことに
急に理論をかなぐり捨ててヤンデレに走るキャラに、なんの確証、勝算もなく(少なくとも作中では明示されていない)リスクの大きい作戦にでて突然メアリー・スーが登場、そしてすべてを有耶無耶にしてそのまま作品終了
尺の都合なのかはたまた大人の事情なのか、それとも最初からこういう構想だったのかはわかりませんがラスト直前までの期待値の高さとストーリーの堅実さ、現実性も相まって非常に残念な印象に
中盤までの流れのまま上手くラストに着地できていれば名作に化けたであろう、非常に惜しい作品でした