nloveY さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
もっと評価されて欲しい、良さを伝えたいがきっと伝わらない
友達に連れられたパチスロで本作に出会いました。現在はパチスロはやっていませんがパチスロ絡みで唯一良かったことは本作に出会えたことです。
憎み合っていた甲賀、伊賀の両家が幕府に利用され互いに代表十人の忍びを選抜し最後の一人になるまで殺し合うというもの。
100%シリアスな物語なのでそういう作品が好きな方は古い作風やスロットのイメージを振り切ってどうか観てほしいです。
本作の良いところは
{netabare}前途したように100%シリアスで物語が脱線しないことです。16話に過去話の日常パートが入ってきますがこれは脱線というより本作の戦いの悲しさをより一層際立たせる重要なパーツだと思っています。悲しいけどもっと観たいと思わせるような素敵な回でした。{/netabare}
もう一つは戦いの全てが大味でない所です。{netabare}不意打ちであったり、相性であったり、真の命を懸けた戦いってそうだよねって感じました。{/netabare}
悪い、というより改善点の提案としては
{netabare}それぞれの忍び十人衆以外の甲賀卍谷、伊賀鍔隠れ、それぞれの深堀も観たかったという点、キャラクターが多い分難しいのはあるけれど甲賀、伊賀それぞれのバックボーンが知れるとより一層物語にのめり込めると思う。{/netabare}
観る上で注目して欲しいところは忍びそれぞれが様々な想いで戦いに臨む、その"様々"の中身を観てほしいです。(恋だったり畏敬であったり忠誠だったり、憎しみだったりetc...etc...)
あとは何といっても本作の特色として目立つものは各話のタイトルになっている四文字熟語ですかね。古き良き日本語の奥深さを感じてほしいです。
最後に甲賀、伊賀それぞれの忍びの来世がより良いモノであることを願います。