lumy さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
卒業を描くのはズルい。
原作未読です。
1期はリアルタイムで見ていた気がします。
当時は、演奏シーンがさすが京アニと思ったぐらいで、
社会現象の波には乗れませんでしたw
なので、あまり記憶に残っていなかったのですが、
またアニメを見るようになって、
山田監督の作品が自分の中で軒並み高評価だったため
けいおん2期から視聴することとしました。
(ちなみに、山田監督作品の視聴順序は、「聲の形」
「たまこまーけっと」「たまこラブストーリー」です)
さて、レビューのタイトルは批判的な意味ではなく、
好意的な意味でこのようなタイトルにしました。
「卒業」=つい泣いてしまうというのは、
半ば日本人に組み込まれたDNAのような気もする
のですが、やっぱり日々の積み重ねがあるから
感動してしまうんですよね。
そのため、けいおん部のまったりとした日常が
感動するに値しないという感想も、その通りだと
思います。
でも、けいおん部のまったりや、本番で演奏が上手く
いったり、 {netabare}受験に合格したり{/netabare}するのは、
本作が極力、日常から障害を取り除こうとしている
からなのかなと感じました。
そんなストレスフリーな毎日が続くと思っていたのに、
知らないうちに「卒業」だけは近づいていることに
けいおん部のみんなが気付くという繊細な過程を
描けるのは、やっぱり山田監督ですね。
(たまこまーけっと→ラブストーリーもそれです)
ということで京アニの看板作品として、
日常系が苦手な方にも十分にオススメできる作品でした。
ちなみに、私の推しメンは律ちゃんですw