pikotan さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
これぞ昭和スポ根アニメ
スポ根アニメの定番中の定番ですが、子供の頃野球に興味がなかったので見たことが無く、今になって視聴中です。
視聴前のイメージは、幼い頃から一徹に厳しく育てられた飛雄馬は、かなりの根性を持った人物だと想像していたのですが、意外と精神面が弱いキャラですね。
調子の良いときはすぐ天狗になりますが、ちょっと打たれると人生が終わったかのような凄いヘコミようで、なぜそこまで落ち込むのか理解できません。
大リーグボール2号が花形に打たれて、飛雄馬が逃げ出したところまで見ましたが、「またかっ!」という感じです。
救いは伴宙太の存在で、常に飛雄馬を励まし続ける友情には感動しますが、一方で飛雄馬のことなんてもう見捨てろよ!とも思います。
巨人の星を見始めて思ったのですが、大人気野球マンガ「MAJOR」の主人公である茂野吾郎も飛雄馬と性格が似てますね。
(2017.9.30記載)
本日ようやく見終わりました。長かったです。
毎回、飛雄馬やライバル達の極端な考え方や行動に突っ込みを入れながら見ていましたが、最終話で伴宙太との勝負を終えてマウンドに倒れた飛雄馬に一徹がやさしい言葉をかけ、その後飛雄馬を背負っていく場面は感動的でした。
最近のラノベ原作アニメとは対極に位置する、時代を反映したアニメでした。
今の感覚で見ると突っ込みどころ満載ですが、当時であれば普通の感覚だったのかも知れませんね。
昭和の名作アニメの一つであることは間違いないでしょう。
(2017.10.31追記)