退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【大変よく出来てました】①
2017年夏アニメの中で「真面(まとも)」に仕事してる内の一つ。
文句がほとんど無いので手短に。
仮想歴史としての19世紀末。特定範囲を無重力化出来る「ケイバ―ライト」の発明と独占、「空中艦隊(飛行戦艦)」の保有と植民地利益により世界に冠たる覇権国家となった「アルビオン王国(英国がモチーフ)」。10年前の革命により「共和国」と「王国」に分かれ「ロンドンの壁」を境に両陣営が睨み合ってる世界。
共和国側の諜報機関「コントロール」麾下、少女5人のチーム「プリンシパル」は王国側に「カバー(敵国に偽の経歴で潜入したスパイ)」として普段は名門・クイーンズ・メイフェア校の女生徒として生活し、コントロールより指令が下ると己の特性を生かしたスパイ活動を暗躍する・・・・
社会環境、生活環境&雑貨、服飾衣料、ミリタリー、建築、交通機関などの(割と)細かな舞台設定。スパーバイザーでもいらっしゃったのかしらん?(それでも文句タラタラ言う方もいらっしゃるでしょうが尺の長さも考えて許してあげましょう)
昨今には無い、視聴者に媚びず「プロフェッショナル」な仕事をこなす美少女たち。(「無駄口」を叩きすぎず、クールな手際は見ててイイですネ)
話数の飛び飛び放映は「手抜き」と思われがちですが、膨らみ過ぎたエピソードを1クール(12話)に収めるのが苦しい為に、やむなく最低限必要な情報が入った話数をチョイスしたのでしょう(と、思いたい)。逆に抜けてる話数が気になって想像が膨らんだ方は「素晴らしい」と思います。
ドラマもスパイ物・少女たちの生い立ち(プリンセスが実は・・・アンジェも本当は・・・ドロシーの実年齢は・・・ゴホン、ゴホン)もハードな感じで良かったです。
作画も良いですネ。背景も丁寧でスチームパンクしてる雰囲気がいいです。
ジェットコースターのようなOPですが、本編でもアクションはキレッキレで痛快でした。
今期の良質な他作品は中途で締めてるモノが多いですが、本作もそんな感じ。時間をあけて抜けた話数を作ってほしいものですね。