ストライク さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
考察型で難しかったが・・・
感想
原作は未読で、映画も未視聴。
『Charlotte』みたいに、個々に特殊能力が存在する中二設定。
能力は咲良田という街の中だけにしか存在しない話で、
主人公の浅井ケイが「記憶保持」の能力を生かし、春埼美空の能力「リセット」と併用することによりいろんな人の不幸や問題を解決するお話かな?
観てて、最初はそこそこ興味深く観る事ができたけど、中盤?以降、話が複雑化しだし、それを頭の良いケイが、いろんな人に協力してもらい、能力を使って問題を解決していくもんだから、徐々に「へ~」「あ、そうなの~」「ふ~ん」「すごいね~」って感じで興味が失せていき、段々ついて行けなくなっていきました。
んで、結局どうせまたケイが自分のやりたいように上手い事やってしまうんでしょ!?って予想できてしまい、結果、雲の上の人を見ているようで、彼には全然感情移入が出来なかったです。
話を考えてる作者は凄いな!っとは思いますけどね。
物語上、いくつかの問題を解決するため、何度も何度もリセットする訳だけど、ケイだけがリセットする前の記憶があり、なんだか頭脳がいい事も手伝って神にでもなるのかな?って軽く思ったよw
終盤は、咲良田の街の能力を失くそうとする管理局 浦地正宗と、存続を願うケイとの異能を使った頭脳戦は面白かったです。
まぁ、僕の意見としては、便利な能力を残そうとする気持ちは解るけど、ケイって我儘で傲慢にも感じたし、リアル(現実)はリセットできないんだから、咲良田だけ優遇されるのってずるいと思うので、失くして平等にするのがいいかなって思います。
話としては考察型の作品で、まぁ、伏線やら幾つかの異能を使った正解ルートを理解するのには難しかったけど、人を生き還させたりと、いろいろ考えさせられる話でもあったし、終盤の頭脳戦と、ケイ、美空、菫の3角関係の恋愛も良かったしで、最終的には結構楽しめました。
面白かったです。
あと、相麻菫 役の 悠木碧さんの演技が素晴らしく、同時期にやってたアホガールとは全然違うキャラなのに、どちらも凄く上手くて 只々脱帽です。
最後に
相麻菫が2度フラれてて可哀想でした。
彼女は救われはしたが、報われはしなかった印象。
どうか彼女に幸あれ!