タック二階堂 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
たわわじゃない青春群像劇。
高校三年の冬。
残りわずかとなった高校生活。
このまま、なんとなく卒業していくのだ
と誰もが思っていた。
突然、彼が帰ってくるまでは。
中学の頃に一度は遠くの街へと引っ越した
同級生。
季節外れの転校生との再会は、
「なんとなく」で終わろうとしていた
彼らの気持ちに、小さなスタートの合図を
響かせた。
(公式より)
というお話。
「月がきれい」と劇場版「時をかける少女」
のような雰囲気の作品という感じがします。
監督はガルパンを数話手がけた小林敦、
脚本は小説家でもある鴨志田一、
キャラ原案は「月曜日のたわわ」の
比村奇石という布陣です。
月たわっぽいと言えば、そうかなという
キャラデザでもありますね。そこまで
たわわでもないけどw
あ、後輩の写真部の恵那、クラスメイトの
早苗はたわわっぽいですかね。
ストーリーは、たわわなものを期待する
ような感じではなさげ。進路という分岐点で
再会した高校生男女の青春群像劇といった
ところでしょうか。
そして、アニメ作品には珍しく、キヤノンが
機材協力等についているそうです。
恵那が使っていたPowerShot G5Xや
EOS 7D Mark IIも、まんま実物で出てきます。
カメラが好きな人は、そこも注目ですね。
低調なスタートの秋アニメで、ようやく
本命候補になれる作品の登場ですね。
もちろん継続視聴決定です。
=======第2話視聴後、追記です。
なんやかんやで、グループで水族館に行きます。
2話でグッと面白くなりました。
「あの花」になれるポテンシャルがある気が
しています。
主人公が暗いのが難点ですが、これから
期待できそうですね。
=======最終話視聴後、感想です。
まあ、なんやかんやあってハッピーエンドです。
知りたいなら円盤買って観てください。
クリスマスから4月までという、とても短い
期間のお話でしたが、そのぶん進路の岐路に立つ
高校生たちのリアルな悩みをきちんと描けて
いたと思います。
そうだよなあ。受験もあるけど恋愛もいろいろ
悩みましたからねえ…
正直、作画をもう少し頑張って欲しかったなあと
いう印象(そのくせ湘南モノレールは妙にリアル
で、かえって浮いちゃったな)はありますが、
良い話でした。良作です。