タック二階堂 さんの感想・評価

3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

意味がわからないけど惹かれる不思議感。

宝石たちの中で最年少のフォスフォフィライトは、
硬度三半とひときわ脆く、靭性も弱くて戦闘に
向かない。また、他の仕事の適性もない。
そのくせ口だけは一丁前という、まさに正真正銘の
落ちこぼれだった。そんなフォスに、三百歳を
目前にしてやっと初めての仕事が与えられる。

それは、博物誌編纂という仕事。地味な仕事に
不満なフォスだったが、彼はその目で世界を見、
様々なことを経験する中で、しだいに大きな
うねりに飲み込まれてゆく。
そしてついに、彼は望まぬかたちで、欲しかった
“強さ”を手にするのだが──。

フォス以上の特異体質をもつのが、シンシャ。
ただそこにいるだけで体から毒液を撒き散らして
しまうシンシャは、周りに迷惑を掛けまいと、
独り夜に引きこもり心を閉ざしていた。
ある日、月人に攫われそうになったところを
シンシャに助けられたフォスは、
「次は自分が君を救ってみせる」と約束する。
博物誌の編纂に奔走しながら、シンシャが明るい
世界に出てこられるよう、彼向けの仕事を探そうと
するフォス。
果たしてフォスの想いはシンシャに届くのか？
そして、二人の約束が果たされる日は来るのか──？

月から飛来する謎の敵“月人”。
彼らは宝石たちを装飾品にしようと、特に美しい
宝石を好み、一人また一人と宝石を攫っていくが、
その正体は不明。しかも攫われた宝石は加工されて
武器となり、宝石たちを苦しめる。
さらに月人はどんどん改良され、強力になってゆく。
次々と現れる月人に、二十八体の宝石たちは
勝利することができるのか？
彼らの真の目的とは何なのか？
この終わりのない戦いに、終止符は打たれるのか？
（公式より）

というお話。
初回の内容が分かりにくいからなのか、えらい
長いイントロダクションですね。

ま、これを読めばなんとなくの世界観は理解
できる感じがしますね。

とにかく本編は、いったい何なのか分からない
感じがしました。なんで宝石が女の子で男なのか、
一体なんのために戦ってるのか…

でも、この不思議な世界感が、どうしてか惹かれる
モノがあります。面白くなるかもという期待が
できそうな初回でした。

継続視聴決定です。

======第6話視聴後、追記です。

まあ、とにかくフォスがねえ…

作風は違うけど「リトルウィッチアカデミア」の
アッコみたい。出来が悪いくせに、ホイホイと
余計なトラブルに足を突っ込む系のヒロイン。
黒沢ともよのボソボソした不貞腐れた演技が
ベストマッチ。上手いんだか下手なんだか…

まあ、ヒロインがこうじゃないと話が転がらない
ってのは分かるんですがね…

======最終話視聴後、感想です。

えええ？ そこで終わり！？
な、最終回。

結局、月人たちの目的も、金剛先生が何者かも
フォスがシンシャと一緒に仕事をするところも、 全部何も描かれずに終了。

結局、なんだかんだ雰囲気アニメだった感じは
否めません。ただまあ、その雰囲気が嫌いじゃ
ないので、最終話まで完走したわけですが。
早くもコスプレ界隈はこれ、注目してるっぽいね。

まあ、世界観は好きですが、スッキリした話か
というと、ケムに巻かれた感じでした。