ダレイオス さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態：観終わった
女の主人公役の方はもうチョット頑張ってほしかった。
ジャンルはファンタジーもので、キャラクターデザインがもろ獣人で
そういう人がほとんどの世界で、普通の人間である男の主人公が女の主人公の
出会いから始まるもので、こういうのなんて言うんだったかな？という開始
そして、この世界では普通の人間は獣人に嫌われている感じがあり
その点も気になる開始かな
その後、男の主人公は軍の特殊な兵器を管理するため働くことになるのだけど
行ってみるとそこは民家だった・・・で
そこには女の主人公がいて再会するものでした。
どういうことなのかというと
何とその兵器は女の主人公やそこにいる子供や女の子ということで
女の主人公や子供や女の子を管理するというもので
何というハーレム・・・が印象的
兵器という意味は彼女達は妖精で人間族が残した武器で
獣と戦っていて、施設でみんなで暮らしている。
妖精は妖精ではあるけど見た目は人間として描かれていて
子供の妖精だからか自分の生命に無頓着で死と恐れないというものでした。
ただ、女の主人公はそこそこの年齢の１５歳だからなのか死を恐れているもので
序盤から死に対しての不安が描かれていましたね。
序盤だから世界観が正確にはわからないのだけど
普段は日常生活をおくっているけど、獣がきそうな時は何人かの妖精が出向いて
獣を倒して戻ってくる感じでした。
序盤の日常生活は淡々としていてそこまでは面白くはありませんでした。
女の主人公は死に対しての不安があるとはいえ
男の主人公にすぐにキスしてだの言って好意をもってそうで、チョロイなと思いました。
一応中盤で好きな理由のフォローがあるのだけど
そのシーンを見るまではこうも簡単に言われると感情移入しづらかったな
おそらくは中盤のフォローで感動を狙うためにこうなっているのだろうと思うので
そのシーンを見れば結果的には意味は気持ちはわかったのですがそれまで辛いな
あと男の主人公は女の主人公に体のマッサージをしてあげてたけど
そういった遊び心は面白かったです。
あと女の主人公の役の方の演技が気になるな
申し訳ないが声質がこの役にあってない気がしましたし
演技力ももう少しほしいなと思いました。
死に対しての不安があるキャラなので、そういう演技が出来ていないのはキツイし
戦闘シーンで剣を振るうシーンでも「やあっつ」と力のない声だったり
もうチョット感情的に喋られたら気持ちが伝わってきたのにどうも演技力不足が目立ちました。
全体的にも子供の妖精役の方はチラホラ棒気味な方が多くて気になったな
うーん、喋っていて肝心な場面で気になった。
こういう作風じゃなかったらあまり上手くないや微妙な声質は役としてあっていたととれるケースはあるけど
そうではないからな
ストーリー展開は女の主人公が戦いにいどむ心境が描かれながら
進んでましたね。男の主人公との心情を深めながらだったり
寒い感じはしたけど積み重ねを感じることは出来たので雰囲気は悪くはなかったです。
妖精の子供と男の主人公との交流も描かれたりで
キャラ同士の友好を深める描写をやりながら
こんな妖精の子供達が・・・過酷な戦いのために施設で暮らしているやるせなさを
描いたりで、女の主人公や子供の妖精達対して情がうつる過程を
上手く描いていたのは悪くはなかったと思うし
勘違いだけど、女の主人公に身の危険があった時の男の主人公の取り乱した態度なんかは
上記に書いたことがあったから、男の主人公の気持は痛いほどわかったので
そういう過程の掘り下げも悪くはなかったです。
ただ、ストーリーは中盤からは間延びしていましたね。
そのわりに中盤で感動を狙っているシーンでは雑なので
意味はよくわかりませんでした。雰囲気で感動は出来るだろうけど
ストーリー展開はよくわかんなかったな
ここで上記で書いた女の主人公が男の主人公のことを好きなフォローが入るので
好きなフォローな部分はわかるので、そのことで感動は出来るのだけど
それ以外のことはわからないので、お涙頂戴ぽかったな
個人的に雰囲気は悪くはないのだけどね。
中盤は日常シーンは多かったですね。
若干間延びしている感じもしなくはないが
女の主人公と男の主人公との仲睦まじい関係を描きながら
日常シーンを描写していました。ラブラブていう感じではなくて
ラブラブ一歩手前な少し遠慮したその関係は良くて楽しめた
これがもっとラブラブなら、ここまでは楽しめなかったかもしれない。
このさし加減はとても良かったな
それに男の主人公が女の主人公に情がうつる過程を上手く描いていた
積み重ねの後押しがあって、いい感じに進んでいたと思います。
そして、女の主人公はフラグを立てているので、これから何か起るんだろうな
的なのが気になりつつ進んでいました。
女の主人公はフラグを立て方は丁寧な方なので、その積み重ねもじっくりと
感じ取れる部分は悪くはなかった。
それにともなう女の主人公の変化もキャラの掘り下げを丁寧にやりながらなので
気持ちは伝わってくることが多かったです。
ただね。獣については謎はまあ、これはネタばれになるので
言いませんが・・・「それなの？」的で興味は惹かれませんでした。
今聞いたら、チョット苦笑いしてしまうくらい捻りがないので・・・
終盤は女の主人公はフラグを回収して終わってるので
女の主人公の物語としてはいいのだろうけど
それ以外のことは凄い中途半端な終わり方だったな
男の主人公のこととかわかんないことが多すぎて
終わってみると満足感はあまりなかったな
あと終盤も感動を狙っているシーンがいま一つ琴線に触れなかったな
最後、男の主人公のこととかわかんないこと多くて
雰囲気では感動出来るだろうけど、わかんないことにより
個人的にはあまり琴線に触れなかった。
作画については普通ですね。キャラクターデザインとかは本当に平凡でしたね。
どこかで見たことあるような平凡さで普通でした。
作画の質も崩れはしないもののとくに良いことはなくて普通でした。
アクションシーンや戦闘シーンも普通に戦ってるな・・・ぐらいで
特に感心する所はなかったです。作画は本当に普通でした。
まとめると、女の主人公がすぐに男の主人公に気があるのは気になったけど
その後の男の主人公と女の主人公の心情を深め方は悪くはなかったし
その後の仲睦まじい関係を描きながらの日常も楽しめたし
男の主人公が施設の子供や女の主人公に情がうつる過程の見せたかも良かったと思う。
そして、女の主人公の物語としてはフラグの立て方や丁寧だし
フラグの回収もしているので、物語の作りとしてはわりと手堅いものでした。
ただ、肝心の感動を狙っているシーンでは個人的には琴線に触れなかったな・・・
雰囲気では感動出来るのだけど、わかんないことによりどうもね。
獣の謎についても、うーん・・・なのも・・・
中盤は若干間延びしている感じもするもの・・・
そして作画は普通だし、女の主人公役の方の演技力不足もあって
良い部分や楽しめる部分はあるものの
評価となると思ったより上がらなかったな・・・
