形而上生物 さんの感想・評価
4.5
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
いいけど結構勿体無い
世界が全体を通して綺麗な所は評価できる。
また、作者がやりたいこともわからなくはない。
だが、能力が伴っていない状態で「こんなものつくってみたいな」という感覚で作ったので減点されてます。
描きたい世界の雰囲気は伝わってくるが、序盤の伏線のつくり方が非常に粗末。
だが、PAWORKSの中でも冒険したなと思ったので私的に高得点をつけました。
物語は、地上、海中での人々のあり方を描いていました。
ですが本来描かなくてならないのは青春部分です。
その要素が描き足りなかった。本来メインとならなくてはならない要素です。
次に、海の世界には海の世界の文化があるということでうみがみをまつってます。
その設定だけじゃ足りないですね。
そして、海の生活、海の世界の描写が圧倒的に足りない。
おいおい、海の人間だしておいてマジかよと思った。
キャラクター面は評価できる。
誰かの感想に、好きな相手に身勝手に想いをぶつけてしまったところがよくないとあったが、本当に人が想いをつのらせてしまったら、ぶつけたくなるのが人の性です。そこを我慢しきれないのが子供と考えるべき。
問題はそんなことより、このキャラクターがこんな行動とるのどうよ?
って思う部分や要の素性があまり描ききれてないのが勿体無かった。
あとは、時間経過したあとのちさきの立ち位置とか、ひどかったね。
主人公も起きた時に、時間経過の話を先にしてたけど、そんなことよりこいつは、もっと「なあ、まなかは?まなかは?」ってならなきゃならないのに
なってないあたりが、キャラクターわかってない。
ここは細かい部分ですが、まとまり自体は良かった。
だけど序盤のぐだりは見る人が離れていくので後半まで我慢してみてねってのは視聴者ぶんなげすぎだね。
二回目みてわかったことは、サブキャラクターから世界観を浮き彫りにしようとしてるところがあかんくて、本来序盤に、メインキャラの誰かの話を作るべきだがそれが一切合切ないのが問題だな。
メインキャラの設定不足はそこにあるのかもしれない。
もっと練り上げてほしい、もったいない作品でした。