「アンドロイド・アナ MAICO 2010(TVアニメ動画)」

総合得点
62.4
感想・評価
19
棚に入れた
95
ランキング
4919
★★★★☆ 3.3 (19)
物語
3.3
作画
3.1
声優
3.6
音楽
3.3
キャラ
3.4

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ネタバレ

おかず台 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

色んなMAICO

WOWOWのノンスクランブル番組『アニメCOMPLEX』内で放映されていたショート作品。
最初期作品の一つ。

原作はニッポン放送の『ゲルゲットショッキングセンター』内で放送されていたラジオドラマ『2010年ラジオの旅 アンドロイド・アナMAICO2010』……なのかな?
あれは原作じゃなくて「メディアミックス作品の最初の一つ」なのかな?
……まぁともかく、このラジオドラマを楽しみに聞いてた関係で知ったアニメ化作。
なのでナレーターが「垣花正」(ニッポン放送のアナウンサーでラジオドラマにもそのまま先輩アナ役・キャスティングコールとして出演)なのには笑ったw


共通なのは基本設定の中でも特に基本的な部分だけで、ラジオドラマ版が時事ネタあり笑いありシリアスありな、いかにもラジオドラマ風な作風だったのに対し、アニメは箱庭コメディに。

この作品の最大の特徴は途中1話の例外を除いて、全て一部屋が舞台であること。
舞台が移動しないことにより特殊感がアップし、またあくまで「ラジオ番組制作をテーマ」にしていることが強調されている。と思う。

しかしあまりの雰囲気の違いに当時は戸惑ったが、「時にコミカルに、時にシリアスに」という部分は共通しており、特にラストの後継機として出現したスーパーMAICOを破棄し、オリジナルMAICOを取り戻した展開はウィルスにメモリを消去されてMAICOがいなくなる終わり方をしたラジオドラマ版へのアンチテーゼとなっているのかもしれない。
……確かそう終わったんだったよね? ラジオドラマ版は復活出来なかったよね?

同じくメディアミックス作品にはキャラクターデザイン担当の清水としみつによる漫画版もあるが、掲載誌が「ヤングキング」だったこともあり、どんどん清水としみつ色が強くなっていったのであまり好きではない。


キャラ設定も変更されており、MAICOもいかにもロボット然としたキャラクターになったため、より作品のコミカルさに貢献している。
個人的にはラジオドラマ版の「一見普通の女の子、でも根本はやっぱりアンドロイド」なMAICOの方が好きではあったけど……。
特にラジオドラマ版MAICOでのMAICOのいじらしさにヤラれ、その事がアニメ版『カードキャプターさくら』より前にMAICO役の丹下桜の声が大好きになったきっかけなので思い入れも大きい。


主題歌も同じくOP・ED共にMAICO(CV.丹下桜)が担当。
OPは1コーラス目が「ドレミファソラシド」の階名のみ(特にソラシ)の歌詞という意欲的な曲で、そのことによりMAICOのアンドロイドらしさを表現、更に途中から2コーラス目を使用することにより、MAICOの人間らしさの成長も表現している。
EDは「MAICOの恋」を歌った曲でこれまたこの作品らしい曲。しっとりとした曲調でラジオドラマ版主題歌「Tune My Love」も好きだったけど、こちらもお気に入りの曲。

投稿 : 2013/05/30
閲覧 : 413
サンキュー:

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