2010sw さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
淡々とタンケッテで廃墟の中を進む+1話+4話+原作完結した
原作購読中。マニア系に分類してたんだが
まさかのアニメ化だwww!
タンケッテ・・ってのは韻を踏むためで
ほんとはケッテンクラートというキャタピラのついた
3輪バイク的へんな乗り物なのだ。
広い意味でタンケッテといえるかなと。
終末というと暗い感じなのだけど、原作じゃ
誰も死なないというか誰も居ないというか
すでに死に絶えたというか。
何処に向かっているのかわからない感じに
ふしぎに共感してしまうワタシの哀読書。
もし試す人がいるならYoutubeでケッテンクラートの
(Kettenkrad)実物の走ってる動画があるのでそれ見ておくと
脳内補完能力が上がって楽しいと想います。
どんな仕上がりになるのか、
あー楽しみだなー。
--1話キターーー
なるほどなるほどー
自分的には脳内と違和感なくてよかった。
新鮮だったのは 音 と ヒカリ だ。
人の居ない雪山で一人でキャンプしたときだ。
寝れないほどの凄い音がする。
木の枝を風が吹き抜ける音が、山全体で鳴るもんだから
凄くウルサイ。
もうゴーゴーと呼吸みたいに息づいてるの。
で、テントから顔を出したら、今度はまぶしいのよ。
星が。
スゲー数。5月だったので空気も透明で。
雪がそれを反射ってのもあるかな。
劇中の廃墟の音と夜の明るさに
それを想いだして、
そーなんだよなーとうなづいた。
雪山で凍死すんじゃね?って怖さからくる
寂しさも想いだす。
自分の場合一日で人間社会に戻れたし
コンビニに行けばいつでも食い物にありつける。
終末だったらどうなのよ??
続きが楽しみ♪
-4話-
背景のノイズの入れ方とか、ブレの入れ方とか・・
押井監督の言っていた
判らないくらいにブレを入れたりノイズを入れる
と画面に生っぽい感じが出るってコレか・・と想った。
ずーっと二人だけでストーリを進めていくって
大変なのに、ノイズやブレの技術+
カットと劇伴もガンガン投入して
引きこまれたわー
廃墟に。
楽しかった♪
--原作も完結した--
アニメは原作の途中までだった。
僕は原作で2人の行き先を見送った。
ヌコの名前の由来も分かった・・
そうだったか。
Nuc...からか。
良くできていた。アニメから先の原作を読んでも
2人の声が聞こえるようだ。世界感も違和感がない。
そういう感じが好きでない人もいるのだけど、
僕は声や動きがあったほうがいい派。
原作はネットのクラゲパンチでフリーで読める。
近々書籍で最終話が刊行される。本になるときには
いろいろ加筆されると想うので、そちらも楽しみだ。
ものすごく遠い未来。
太陽が終わりを迎え、太陽系も崩壊するのだろう。
すぐにではないが確実に訪れるそれを
見送る命はあるのだろうか。
たとえば部屋の窓から
星を見るように。
チトとユーリが廃墟の部屋から
覗いた夜空のように。