ちゃろう さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
古い作品をリメイクしたような
そんな印象を受けました。
散々記載されているように私にも進撃の巨人とギルティクラウンを混ぜたような感じました。
設定は進撃を巨人ではなくゾンビに変えただけ。独自の世界観を出すために和風、甲鉄城というものを加えたもののやっぱり進撃を連想してしまう。
物語はギルティクラウンのままに感じました。特別な境遇になった主人公、途中で味方が死んじゃう、主人公ボロボロになる、覚醒&イメチェン、ラストと...まんまですね。
wikiによると制作側は王道を作りたがっていたようですが正直この監督の考える王道とは世間の考える王道とは違う様な気がします。
王道とはいつの時代も色あせることなく古臭くも感じず鉄板というイメージがあります。
この監督の王道はそうではなく過去の一過性の流行がこの人の王道になっているのでは?と感じてしまいます。
だから何もかもが古臭く感じてしまいます。
まるで5年前に「だけ」流行った服装を定番の服装だと勘違いしたような...そんな気がします。
まぁそういうのを抜きにしても典型的な尻すぼみ型の作品、スケールがでかくなればなるほどつまらなくなる作品だと思います。
1クールしかないのに一気にスケールを大きくしすぎ。設定や世界観に馴染む前にスケール大きくしてもこっちはイマイチ乗れない。
作画は素晴らしいと思います。凄く綺麗でこの作画を見るだけでも価値があると思います。
キャラは...普通ですね。主人公のビジュアルがうるさすぎるというかゴチャゴチャしてくどいですね。この辺も古いと感じてしまいます。
敵のピンクの髪の男も古い。ロンゲオールバック色ピンクとかさすがに古い。
あと全体的にキャラの描写が90年代のギャルゲーのそれですね。
ハイライトローライトが多少大人しくなっていますが、もう少しコントラストが強かったら90年代後半に流行したテカテカアニメになってます。
と、作画がとても現代風で素晴らしいものの、設定、物語、キャラデザが古臭く、90年代後半のアニメをリメイクしたような作品だなと思ったのが正直な感想です。
逆に言えばこの90年代後半のアニメにあまり触れることがなかった若い世代の方には古臭いと感じることなく楽しめたのではないかと思います。