ワドルディ隊員 さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
デビルマンの元になったといわれる漫画をアニメ化した作品
このアニメは、漫画「魔王ダンテ」を原作としたTVアニメである。
悪魔と人間をテーマとした作品は、ここから始まった
といっても過言ではない。
また、永井豪のファンの方は、ご存知の通りだが
魔王ダンテをベースにデビルマンが作られている。
ただ、お勧めするかといわれると微妙だ。
理由は下記に示す。
良いと感じた理由は、悪魔と神の関係が入れ替わっていることだ。
神と悪魔の戦いを通じて、善悪とは何か
を考えさせられる深いテーマがある。
主人公が実は、魔王ダンテそのものであるという設定も
非常に面白い。デビルマンではなかった発想だ。
それにより、主人公の葛藤を深く掘り下げることに成功している。
このアニメにおける最大の弱点は、最終回の終わり方である。
正直すかしっ屁を食らった気分だ。
今までの流れが全部台無しである。
言い方は悪いが、侮辱の域に達する。
私は、デビルマンレディーの漫画版を連想した。
あの結末ならデビルマンのような形で終えた方が100億倍ましだ。
後、メドッサの扱いが酷すぎる。主人公に
あそこまで尽くしていたのに、あんな終わり方
では、あまりにも可哀そうではないか。
メドッサファンの方は激怒しても仕方なかろう。
今の時代なら、twitter等でクレームの嵐だ。
OPも中々の酷さ。変に明るく、声も歌と合っていない。
はっきり言って、盛り上がることができない。
飛ばした方が良いと思われれる。
「引きこもりの勝利ね!」はこのアニメにおける
屈指の名言だと勝手に思っている。
さすがに笑ってしまった。
実際、デビルマンファンにもオススメしづらい作品だと
感じたのが私の感想だ。序盤は面白いのになあ。