タケ坊 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
この後の展開次第
☆物語&感想☆
まず最初のゆかり法の設定がユニークで、1話の展開は観続けたいと思わせるインパクトがありました。
真面目に考えると少子化だから16歳で自由恋愛禁止&結婚相手を決められる、っていうのは、
どう考えてもツッコミどころですよね笑
まだ経済的に自立もしてない子供で、将来的にどうなるのかも判ったもんじゃないのに、
遺伝子の相性だけで結婚相手決めるとか、アホ過ぎる法律ですね。
むしろ30歳過ぎて独身は強制的に結婚、とか子供を生む数を強制的に決めるとか方が、
少子化だけが問題なのであれば、自然な流れかと。
それに一夫多妻制の方がまだ現実的。
まぁ初期設定に文句言っても仕方ないけど、肝心なのは内容の方。
昔から好きだったミサキと、ゆかり法で決められたリリナの間で揺れ動く主人公ゆかり…
リリナはゆかりやミサキと出会えたことで、二人の恋を応援するように動くが、本心は…
内容としては変化球的な三角関係の恋愛モノで、特に意外な展開があるわけでもなかったかな。
ゆかりとリリナの心情は丁寧に描写されていたんですけど、
今回の12話の内容だけでは、ミサキの抱えているもの、
政府通知のメールの件、五十嵐さんが知ってること、
仁坂も何かしら知ってることありそうだし、
これらが全く回収されてないので、作品として何とも評価しにくいところ。
この後の展開次第でこの作品は良作にも駄作にもなるのだろうと思います。
原作がまだ終わってないということなので仕方ないとは思いますが、
結局ゆかりは揺れ動いたままの気持ちですから、そりゃ観てる方はスカッとするはずもない。
最後はハーレムでもエエんや的な自己肯定みたいに開き直ってましたよね。。
恋愛モノとしてはそこそこ楽しませて貰ったので、できれば続きを観たいところですが。
☆声優☆
主役3人は良いキャスティングだったと思います。
特にリリナ役の牧野由依さん、あまり自分は聴き馴染み無い声でしたが、
フェミニンなリリナの役柄にハマってました。
ユーフォニアム主役の黒沢さんは、久美子は嵌り役でしたが今回は少し違和感感じたかな。
まぁこれからの人だと思うので頑張ってもらいたいです。
☆キャラ☆
どっち付かずでフラフラと揺れ動くゆかりが少々イラッとは来ますが、
この作品ではそこが見所でもあるでしょうし、
三角関係的な恋愛モノではむしろ王道ではあるので、致し方ないところでしょうか。
ヒロイン二人が可愛いので、世間的にゆかりが羨まけしからん存在でイラつくのも理解できますけどね。
ゆかりとリリナに関しては、よく心情が描写されてて解りやすかったですが、
ミサキに関しては今回の内容だけではまだ解らないので、評価しにくいところです。
☆作画☆
原作準拠なんでしょうけど、やっぱりキャラの目の大きさがデカすぎますよね。
女性キャラだけなら分かるけどゆかりの方まではやり過ぎかなと少々違和感。
仁坂も殆ど見た目女ですし。
作画自体は悪くは無かったですけど、取り立てて良いってほどでもない標準的な感じ。
☆音楽☆
OPの歌詞は結構作品を意識して作ってるのが分かりましたが、曲自体があまり好きになれず。。
EDの方がキラキラしてて、しっくり来て良かったです。
BGMはあまり印象に残ってないんですけど、こちらも標準的な点数です。
恋愛モノとしての、各キャラクターの抱える心理面はそこそこ丁寧に描写されていますが、
終わり方が中途半端なのが難点。