「戦国鳥獣戯画(TVアニメ動画)」

総合得点
59.7
感想・評価
53
棚に入れた
235
ランキング
6175
★★★★☆ 3.3 (53)
物語
3.3
作画
3.3
声優
3.3
音楽
3.2
キャラ
3.3

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ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ネタは上手くお笑いに繋げていてオチもしっかりしていて笑える。

1話3分弱のショートアニメ
タイトル通り戦国時代が舞台で、出てくる実名の武将は
織田信長なら鳥、豊臣秀吉ならサルや徳川家康ならタヌキなどに
なっていて見た目も人間よりではなく獣に近い感じで鎧などは普通に着ていて
武将を動物にしたものと考えてよさそう
作画的には古風な感じで墨画で描かれていて
昔の雰囲気は出ていました。
こういうのは巻物絵ていうものらしいけど、それらを参考にした世界観でした。
背景は基本的に巻物絵みたいな感じで同じものを1話使っている。
内容はいくさなどの戦いはなくて武将達の日常をコメディーにしている。
キャラ同士の関係は漫才やっているように錯覚する
コメディーアニメで独特の世界観から生まれるシュールさを
売りにしているようでした。
特にキャラの作画は細かく動いて、しぐさ、表情の描写は丁寧で
その動きはシュールさが出ていて楽しめました。
笑いに繋がる作画や演出は面白い。

コメディーの質は戦国時代の武将の逸話を元にしていて
それをブラックユーモアにしているようでした。
喋っている感じが漫才をやっている感じなので
漫才が好きならネタは逸話を上手く笑いに繋げている感じはしたので
楽しめるのではないかと思いました。
誰もが知っている話なのに上手くお笑い用にアレンジして
独自性を出していたのでネタの数々は面白かったです。
オチもしっかりしていることが多く
1話1話終わってみて素直に面白かったと感じさせられました。

キャラの性格に関しては実際の武将のイメージに合っていた
キャラもいたけど、あんまり似てないキャラもいた気がするなど
色々でした。無理やり性格は作風に合わされた気はしました。
ただ、豊臣秀吉は織田信長に対して御機嫌を取る関係性だったり
そういったエピソードは面白いし、豊臣秀吉の対応は笑えましたね。
その行動のせいで割を食う武将のキャラなんかは
かわいそうで申し訳ないが笑えました。
織田信長のやっていることは残忍でそれをコメディーのネタにしていたて
その残忍さで困る武将のキャラがいたりで
困った武将のキャラの対応は面白いんですよね。
そういったキャラの関係性の見せ方は面白かったです。
そして、そこから笑いのネタが広がるのでキャラの扱いは上手かったと思う。

声優さんの演技は漫才みたいな感じでされていて
喋っていてシュールさがあり笑える演技だったのは良かったです。
作り演技ではない喋りも良くて、自然に喋っていて
そうなっていたのは中々なものでした。

気になる所は各話年代の時系列はバラバラなので
各話切り替えが大変で
その点はチョット気になりました。
統一した方が積み重ねを感じることが出来たかもしれない。
戦国てタイトルなのに1620年の話があったり
一般的に戦国時代ではないと思われる時期あるのはチョット・・・
ブラックユーモアに関しては正直、危ないネタもありましたね。
現代が舞台なら確実にアウトなネタだったかと・・・
当時だから&逸話を元にしているから許されるネタだった。

まとめると作画演出は面白く、演技もとても良くて
ネタも上手くお笑いに繋げていてオチもしっかりしていて笑えるものになっているので
武将を動物にした漫才アニメとみたら楽しめる出来だったと思います。
ショートアニメとしては中々の出来だったかと

投稿 : 2017/09/18
閲覧 : 360
サンキュー:

5

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