イムラ さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
さすがノイタミナ品質
<2017/9/25初投稿>
<2019/10/27 修正>
まずタイトルが気に入りました。
長いタイトル系のラノベが全般的に苦手なのですが。
本作は「冴えない」って形容詞が好き。
「冴えない」を辞書などで引くと「ぱっとせず、面白みに欠ける」「満足できない」「気が滅入る」など冴えない単語がズラリ。
そんなネガティブな言葉の裏側に「地味で外連味は無いけど、穏やかで安定してる」みたいなホッとする雰囲気あると思いませんか。
というわけで以下、感想です。
主人公は高2のオタク男子・安芸倫也
そこにメインヒロインの同級生とサブヒロイン3人の計5人が主要登場人物のハーレム、青春、自己実現ものです。
メインヒロインの加藤恵はまさに私の持つ「冴えない」の裏のイメージにぴったり。
明るくもなく、
暗くもなく、
お嬢様でもなく、
健康的でもなく、
やらしくもなく、
病的でもなく、
ツンデレでもヤンデレでもない一般人。
ただ、何事にもフラットで傍観のスタンスと、
気がついたらそこに居るというステルス性というか、
ぬらりひょんのような性能が特徴的。
なのになぜかヒロインとしての魅力はしっかり付与されているという
おそらくアニメのヒロインでは全く新しいタイプなんじゃないでしょうか。
ストーリーは「クリエイターの葛藤」が主題のようです。
門外漢としては「ゲーム作品ってこんな簡単にできるものなの?」という疑問もありますが、そこを除けば面白い展開でした。
似たプロットの「さくら荘のペットな彼女」をかなり柔らかく、というかやらしく?した印象です。
その主題にハーレムと、あとヒロイン達との微妙な関係を肉付けして。
絵や演出などはさすがノイタミナ、ハーレムもの苦手な私でもそれなりに楽しめてしまいました。
最後に・・・
ハーレムもののお約束だからだろうけど
主人公はちゃんとち◯こ付いてるんか?