退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
深淵(アビス)を覗くと深淵もこちらを覗いている・・・【大変良く出来てました】②
2017年夏アニメの中で「真面(まとも)」に仕事してる内の一つ。
各諸氏諸兄が高評価されれるように文句がほとんど無いので手短に。
超々バカでかい縦穴「アビス」を中心に社会生活が成り立ってる世界。
探掘業(掘り出した未知の遺物に売買価値がある)と、未だ底が知れないアビスの底に挑む探掘家達。
アビス世界に大いなる好奇心・憧憬・自身の運命が絡んだ少女『リコ』とアビスで出会った(拾った)過去の記憶を喪失した少年サイボーグ(ロボット?)『レグ』。己にまつわる謎の「答え」を見つける為に二人は深淵の底に挑む。しかし世界は幼い二人とって生易しいものではなく「過酷で残酷」なものだった・・・
舞台・美術・キャラ設定、緻密で丁寧です。原作漫画は読んでませんが、恐らく凄そうな感じがします。{netabare}カワイイ感じ目のキャラが深海病とはまた違った「アビスの呪い」で深層階層による体調や精神喪失に悶絶したり、反吐を吐いたり、出血ドバドバしまくったり、体が〇〇〇〇になったり、また危険生物に襲われてシャレにもならない危機に見舞われたりと見どころはあります。が、平和視聴主義の方や過保護に子育てしてる方にはチョット遠慮されそうな程、今まで「敢えて避けてきた」シーンもソコソコ頻繁にあります。
最初は印象の悪かった「不動のオーゼン」の冷たい口調や態度も厳しい環境で生き抜くためのもの。生易しいものは一切なく己自身で生き抜く覚悟が試されてたんでしょうね。
終盤登場の「ナナチ」。毛並みを触りたくなるような見た目と独特の口調でファン獲得確定キャラですが、同僚の「ミーティ」ともども、その悲惨な生い立ちたるや・・・・もうねぇ{/netabare}
今クールは顔見せで次期はいつになるか判りませんが質の落ちない仕上がりに期待したいと思います。
※つまらんジジイの連想ですが、リコ&レグを見て「電人ザボーガー」を思い出した。
リコ「レグ!ワイヤーパンチ!・・・今よ!速射火葬砲!!!」(無い無い。そんなん無いから)