らむね さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
1期より良くなった!
禁書目録1期・超電磁砲1期からの今作を観ての感想です。劇場版・超電磁砲2期はまだ観てません。
私の過去レビューにあるとおり、禁書1期に対して辛口なんですが、多少良くなったと思います。
良いところ
●1期に比べ、インデックスがそこそこ活躍するようになりました。依然シリーズタイトルになっているにしては名前負けですが。巻き込まれ型のキャラクターですが、猫のように気ままに行動しながらそれなりの必然性をもってストーリーに絡んできましたね。いつも抱いている仔猫はそれを象徴している?
●電磁1期のおかげでそちらのキャラクターが立ち、ちょっとした登場シーンでも良いアクセントになっています。電磁が好きだった人は楽しめると思います。
●前作で「超能力学園都市の設定が活きていない」と書いたのですが、2期では{netabare}魔術側十字教VS科学側学園都市という、組織間の対立が鮮明になり、物語にスケールの大きさを与えることに成功しています。好印象。かといって科学側にも暗部はあるし(むしろ暗部だらけ)、{/netabare}
もう魔術と科学の区別がつかなくなっちゃってるんですが・・・。
良くないところ
●まあ、もう初期設定だからしょうがないんですが、やっぱ{netabare}右手で殴るのがどうも・・・{/netabare}
。特に2期では、{netabare}敵キャラに10代~20代の女性キャラが多かった印象で、つまり”女の子の顔面を思いっっっ切りぶん殴って解決”というのがやっぱり好きになれません。もちろん悪役ですし、痛い目に合う必然性はあるんですが・・・。{/netabare}
●原作知らない私の理解が遅いのかもしれませんが、詰込み駆け足感がありました。登場人物も多いので、キャラと能力と過去エピソードがちゃんと整理できてない状態で視聴してしまった感じがします。
賛否両論w
●1期で悪役だったアクセラレータ(注・人名)が{netabare}準主役となっています。ただ改心・更生したかというとそうではないわけで、根っこには”ある女の子を守るため”というのがあるんですが、言動は悪役そのもの。容赦なくあっさりと殺すし・・・。勧善懲悪ではないキャラで、作品のアクセントにはなっているんですが、彼に感情移入できないと不快な視聴になってしまうかも。{/netabare}
というわけで、私の評価は1期より若干上。ハラハラ感が良かったです。さて、あとは劇場版と電磁2期、楽しみです。