こた さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ネタだと思ってたのに喪失感いっぱい
ネタだと思って観始めた。
おそらく真剣に見る気もなかった。
瞬く間に『すごーい!』『君は○○なフレンズなんだね』といった台詞が流行して、完全に置いていかれていたところでしたし(;'∀')
でも観ているうちにどんどんのめり込んでいきました(@_@)
何たって構成が良かった。練られてるなぁ~と感じさせられた。
ネットでは考察班っていうのが出来たらしいけれど(笑)
実際中身なんてなかったとしてそういうのがなくても、考えれば考えるほど深い"題"を取り扱っていると思った。私たち「ヒト」って?っていうことを、たくさんの愛嬌ある動物たち(フレンズ)と関わりながら、「あー、人ってこうなんだ」と妙に浸る部分があった。
唐突に寄生獣のopを思い出したのだが、
You guys do not notice that we are gifted just by being humans
我々は人間であることによって恵まれている(知性であったり)、そのことに私たちは気づいていない
We are absolute predators
我々は無条件の捕食者なんだ
という冒頭の歌詞に、重なるものを感じました。「我々は無条件の捕食者なんだ」というのはついでだけどね。
人間は難しいことを考えられる頭があり、気に入った服を着て、私たち自身が人間であることに疑いを持たない。もし、ヒトという認識もなく、文明もない場所に一人ぽつんといたら、なんと無力な生き物であろう。
物語は全ての伏線回収とはいかなかったものの、これは「名作」だと話題になったのも納得しましたね。
声優は新人から実績ある若手まで起用していて飽きませんでしたね(*‘∀‘)
作画は普通に考えれば低くなるんですが、色々と裏情報を耳にして驚きました。とても少人数でやれる仕事量ではありませんね。かなりいい評価に値すると思います。
音楽は「ようこそジャバリパークへ」がどうしても前に出ますが、EDにもじっくり聴き込んでしまう名曲を抜擢しています。これまた評価したいです。
『けものフレンズ』自分はかなり好きでしたね!