ヒロウミ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
笑顔の底力
第二次大戦時の女の子の生き様の物語。
この作品で描かれたストーリーは「当たり前」ということかな?と、微妙に疑問符が付いてしまう位に当たり前な当たり前の物語でした。
我々の価値観であれば極限状態と思える生活も当時はそれが当たり前で多くの家庭でされていた生活。更には常識の一線も現在とは大きく違うものだが紛れもなく当時の世界が作っていた常識であった。それは誰が良い、悪いと言うよりも誰もが抗えない大きな大きな時代の流れであり誰かが蔑まれるものでは無い。
戦争に無関心であった主人公も、平穏を壊され憎悪を抱き敵を認識してしまう当たり前の世界。
それでも人を思い優しくあり、笑顔を絶やさなければ幸せはあるのかも知れません。それこそが幸せな世界の当たり前なのだろう。