「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(アニメ映画)」

総合得点
86.8
感想・評価
1963
棚に入れた
9968
ランキング
185
★★★★★ 4.2 (1963)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

円環の淵で踊る魔法少女 ガールミーツガール

2013年に公開された劇場版アニメ 魔法少女まどか☆マギカの新作ストーリー 116分

監督 新房昭之 宮本幸祐 脚本 虚淵玄 音楽 梶原由紀

テレビ版「魔法少女まどか☆マギカ」の新作続編として、
すべてのアニメファンの大きな期待の元制作された大作アニメ。
20世紀エヴァの「まごころを君に」に匹敵する大変な作品のはずである。

実は自分がまどか☆マギカを始めて観たのはわずか半年前でした。
ちょっと恥ずかしいんですが、リアルタイムでは1話切りです。
本編から半年のインターバルを置いて最大の期待で劇場版を拝見いたしました。
テレビの前で一人で緊張し、宗教的な気分に浸りつつ拝むように観ました。

ほとんど注目されずに放送されたテレビ版とは違い、
この作品は制作者だけのものでは無くなっている。
単なる大ヒット作では無く、劇場版の出来が日本のアニメの運命を担うことになるはず。

まどかの声を聴いたのは半年ぶりです。テレビ版は一周しかしていないので。
このストーリーは結末から考えれば至極普通の流れになります。
単純だけど、そうでなくてはならない物語の基本がラストに来ます。
テレビ版のラストからどうそこ持っていくかですが、あまり選択肢は無かったようです。
ファンが観たかったものを入れなくてはならない。
同人誌が徹底的に書きまくったものを無視できないし、超えなくてはいけない。

これは真の主役である「ほむら」とまどマギファンの追いかけっこ。
物語も作画もそれほど意味を持たない。造ったことに意味がある。
エヴァの時代とは違い、アニメファンの多くは創作者でもあるのです。
西尾維新のような唯我独尊ではない、まどマギは国民的ストーリー。
ここでけりをつける必要がありました。

今回は一切のネタバレは無しにしました。
観た後にwikiを読んだらストーリーがそのまま書いてあって驚愕しました。
絶対に観る前に読まないことです。
新キャラは調べるほどのものでは無いです。

オリジナルスタッフが作った二次創作に近い感じですが、
着地点はそうあるべき場所であり、決定版として長く楽しめる豊かな作品でした。
EDを食い入るように観ながら、きちんと見る機会を持てて本当に幸せだったとしみじみ感じました。

踊る魔法少女は夢をまき散らしてくれたのです。

追記
この作品は劇場版「前編」「後編」の続編ですのでそちらも必見でした。
テレビ版とは微妙にパラレルだったのです。
正しい順序で見直して新たな発見があるのは確実だと思います。

投稿 : 2018/04/22
閲覧 : 648
サンキュー:

50

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