らむね さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
電磁砲も観ての比較
禁書目録1期と超電磁砲1期を観ての感想です。
今更って感じで初めて見たんですが、正直、そんなに面白くなかったです。
以下、微妙に思った点。
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”インデックス(という名前の少女)”がシリーズタイトルなわけですが、その少女の存在感が薄いですね。多分ラノベ1巻を3~4話のアニメにしてるんですが、{netabare}インデックスメインの話は最初の1巻分だけ。
そのあとは、インデックスは主人公青年(当麻)の家に居候し、2巻以降はいろんな理由で襲ってくる魔術師たちVS当麻が大まかな流れです。
インデックスが活躍することは少ないし、また自身にもそれほどメインキャラとしての魅力があるようにも感じられない。{/netabare}
ちょっと長く続くシリーズのタイトルと主役の設定をミスった感があります。
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主役である当麻のもつ特殊能力は、{netabare}相手の魔術やら超能力やらの”異能の力”を、彼の右手が打ち消す、というものです。
なのでバトルの決着は、相手が魔術を使う→右手で打ち消しつつ接近→右手で殴る、というのが基本パターン。
正直、魔法が出るアニメの決着として地味です。{/netabare}
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舞台は、{netabare}”超能力者を科学的に育成するために造られた巨大な学園都市”で、学生のほとんどが多様な超能力を持っている。そういうキャラも少し出るのですが、ほとんどは外部から襲ってくる魔術師VS当麻で、基本殴るだけ。
超能力学園都市という設定をほとんど活かせていない。{/netabare}
たぶん普通の日本の町を舞台にしても問題なくできそうです。
と、残念ながら私にとっては”のめりこめない”作品でした。
ここまでマイナス面ばかり書いてしまったのも、このあと観た超電磁砲が、上記のデメリットをすっきり解消してくれる良作だったからです。
禁書目録と超電磁砲はどっちが面白いか論争がネット上にあるみたいですが、私にとっては超電磁砲のほうが面白い、それもかなり、という感想でした。