けみかけ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
フレプリ以降のシリーズを踏襲した面白さがあるものの・・・
シリーズ第8作
通称:スイプリ
以前のシリーズの良いところを受け継いではいるようです
具体的には・・・
・マンネリ化を避けるべく話数を重ねるごとに心情変化や成長を感じさせるキャラクター像
・コメディタッチのシーンでの大胆なデフォルメ
・肉弾戦主体のバトルシーンに気合を入れる作画
あとフレプリ以降、梅澤淳稔がプロデュースしたシリーズの特徴として挙げられる
・端的な勧善懲悪主義の廃止
も引き継がれています
ただし全てが中途半端に感じ、特に作画クオリティの高かったハトプリシリーズが前作というのもあって詰めの甘さを感じてしまいます
音楽がテーマなだけあって、主題歌やBGMのコンポーザーを前シリーズから入れ替えて気合を入れ直してきている点は良いですね
ロック調に声楽を混ぜたりとかも上手く決まっていてカッコイイ
キャラクターデザインなどは個人の好みだと思います
マスコットキャラのハミィのウザさはもしやシリーズ随一?w
主題歌を歌っているクドマユさんが声優として初めてレギュラー出演
とまあ、地味に楽しいことだけはいっぱいありました(笑)
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正直序盤は不満タラタラだったのですが、作監に上野ケンさんが現れた頃から徐々に本来の東映スタッフの調子を取り戻します
そして劇場版の制作から青山充作監が帰還する頃には完全にフル稼働状態です
特に21話以降、キュアビート誕生にまつわるお話だけは格段に面白いです
敵側から寝返るプリキュアといえばフレプリのキュアパッションですが、あの手のアツいぶつかり合いではなく、敵にも味方にもなりきれないっていうキュアビートの苦悩ぶりが凄まじいです
そこからはまた徐々に失速
クライマックスなんかドラゴンボールばりに引っ張り過ぎて正直gdgdです;
(41話とかはメチャクチャながら面白いんですけどねーw)
ちなみに最終回はプリキュアシリーズとしては初の試みとなりましたが、なんと戦闘シーンが一切ありません!
あの話だけ見るとハミィのウザさも全て許したくなりますwww