四文字屋 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ストーリーを追うすべもなく、寄り目でゴスで駄菓子バカの美少女を
ぼおっと見てるだけで、なんとなく多幸感に包まれる。
事実上、ストーリーは無いし。
大手製菓メーカー令嬢で駄菓子薀蓄が半端ないヒロインが、
主人公の父親を何故かスカウトに来る。
というのが発端なんだけど、その設定が何かおはなしを動かすでもなく、
ただ駄菓子をめぐるヨシナシ噺の日常が続いていく・・・
こういうつくりのアニメって実はすごく難しいのかも知れない。
日常系って共感性を獲得するのが凄く大変なような。
(自分だけか?>基本、日常系って割とすぐに切っちゃうから。)
でもこの作品はなんか気に入って完走しちゃいました。
自分は、世代的に駄菓子というと、さいころキャラメルとかベビースターラーメンぐらいで、完全に対象外なんだろうし、その辺の薀蓄が面白いって訳でもなかったけど、何となく見続けてしまった。
テーマが食べ物だったからか?
否。
これはただの日常系とは、ひと味違う。
ヒロイン美少女が寄り目でゴーインマイウェイで眼圧つよいのが、いい。
そしてそれ以上にヒロインの駄菓子にかける熱量の高さがいい。
ああそうか。
これは、日常系じゃなくて、駄菓子をテーマにしたスポ根なんだ。
そういう、無駄に熱いのが、端から観ていて楽しかったんだ。
と今さらながら、なんか腑に落ちたのでした。