もぐりん。 さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
単純なようで考察系、最後のシーンをどう見る??
原作は1993年に放送されたテレビドラマ作品だそうです、原作は未視聴 ドラマの方の評価は好評価で、
ここにきて心房監督+シャフトでのアニメリメイクとなったようです、ただ原作との改変も多くあるようで
原作ファンからの評価はボロクソで、ボクがネットで検索した評価も散々でしたがそういった情報は完全無視
して劇場で視聴してきました!
【完走後の感想】
結論から言うと、一部ネット等で言われるほど酷くないですよ? ボクは原作未視聴なので原作との比較は
出来ませんし、もちろんツッコミどころはありますが、普通に観ていて楽しめましたw
ストーリーは家庭の事情で引越しを余儀なくされたヒロインのなずなちゃんが海の浅瀬に落ちていた不思議な
玉を拾ったところから始まって、なずなに密かに想いを寄せる主人公典道くんが巻き込まれる感じかな?
不思議な力を宿した玉を願いを込めて投げると願いが叶う・・・
この場合なずなの身に起こったトラブルを何とかしたい、助けたいと願う典道くんの気持ち(願い)がたまたま
【~かもしれない】から過去に戻る、やり直すことだったのでこの作品ではそういった力がある玉ってことに
なってるみたいですね。
さて、この作品を観た最初の印象は、「心房さん、またタイムリープものかぁ」ってことでした、映画を観るまでは
ドラマのリメイクとは知らなかったので、まぁそれはいいんですがこの設定ってもう出尽くした感があって
もう目新しくてドキドキしたりワクワクしたり出来ないんですよね(^◇^;)
ただ単純に過去に戻ってやり直すって【僕だけがいない街】形式じゃなくて、戻った世界がそもそも
【涼宮ハルヒの憂鬱】のように根本的に改変されているような感じなんです、若しくは無限にある
パラレルワールドを行き来してる感じ、ただ、それは幼い中学生の若い男女の純粋な願いが具現化したと
思えばなんとなくですが納得できます。
ストーリーの設定は可もなく不可もなくってとこでした、甘酸っぱいラブストーリーにSFやファンタジーを
織り込んだような感じで、登場人物は中学生なので女の子に花火に2人で行こうと誘われて戸惑い逃げてしまう
心理描写などは理解できます、いろいろと幼さが残って衝動的に動いてしまう心理も理解の範疇です。
ただ、【君の名は】とかの作品をイメージして視聴すると肩透かしは必至です、君の名はほどのドラマ性はありません、
子供達の純粋な願いや妄想などがSFっぽく淡々と描かれた作品で全く異なる作品だからです、
背景や作画は非常に美しくて最高の映画品質、音楽もなかなかに良くてシーンに合っていたと思います、
後、中の人について、 こちらに関してもネットでは散々な言われよう・・・
あくまでもボクの感想ですが。
典道くんのCV:菅田将暉さんは、良かったのですがちょっと残念な感じでした、演技してる感がぱないので
今後はもっと自然な演技を期待したいです、
なずなちゃんのCV:広瀬すずさん、これはボク的にはアリですね!中学生でも大人びた感じの女の子はいるものです、
ボクが中学生の時もこんな子がいましたよ、声のトーンやちょっと鼻にかかったような話し方、魅力的でした(#^.^#)
最後のあのシーン、朝の学校での点呼のシーン、あれはどう解釈していいのか・・・
転校して行ったなずなちゃんを追いかけていったのか? いや、あの世界に残ってしまったのか??
それとも典道くんがハッと飛び起きて夢オチだったのか?? これはハッピーエンドだったのか??(^◇^;)
まぁ、外野がなんと言ってようがやっぱり自分の目で観てみるまで分からんなぁっと感じた1本でしたw