howknow さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
三期を見ながら想う。この二期は必要な工程だったと
このレビューを改稿する前、長々と感想を書き連ねていたが、全て削除した。
大空あかり、後半になって登場する彼女は、確かに必要な人物だった。
星宮いちごの全てを継承するような彼女は、才能がない。
才能が無いが、根性だけはある。
星宮いちごの集大成、劇場版へ繋がる布石。
そして、次世代のアイドルへの架け橋であれ。
これは、そんな物語である。
ライバル校の存在も、終盤になって良い味を出すようになる。
この物語の凄いところは、口調や個性が嫌われそう(嫌いになる)キャラクターでさえも、何故か後半になっていると、愛嬌として受け入れられてしまう。
一期よりは勢いが足りない気がするけど、良い物語だった。
以下、三期を見ながら想う、二期の意義。
{netabare}
二期では、いちごとあかりは『天性と凡人』という代名詞のように扱われる。
星宮いちごが、自ら輝きを放つ存在だとすれば、大空あかりはまさに、底知れぬ諦めの悪さと根性、要領は悪いが、時間を掛ければ何でも吸収する。
天然で全てを解決していた星宮いちごとは正反対に、辛い経験と聡さによって、何でも解決する少女へ成長するだろう。
そんな期待を込めたこの作品は、まさに成長前の大空あかりに、次世代のバトンを繋ぐための物語なのだろう。
そして、悪しき習慣すらも、星宮いちごから吸収するのである。
{/netabare}