タマランチ会長 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
余命いくばくもない女の子が死んじゃうカウントダウン!
1話観て飽きてしばらく放置していましたが、一念発起して完走しました。これは病気の女の子が死んじゃうカウントダウン形式の泣き脚本を、ラノベの異世界ものの設定に当てはめた感じの作品でしたね。カウントダウン泣き脚本は私の大好物でしたから、素直に楽しめました。
子ども扱いされていたヒロインが成長し、主人公は恋愛感情を意識するも、ヒロインの記憶が無くなっていくとなれば、泣かずにはいられないでしょう。プロポーズから最後の決戦での別れまではかなり盛り上がりました。1話目と最終話のスカボロー・フェアのもの悲しい曲調が作品世界とよく合ってしました。
二人の関係が深まっていく描写を中心にしていますから、ケモノと呼ばれる怪物の正体が絶滅した人間であったが、どういういきさつであんな姿になったのかとか、戦闘シーンなどはかなり少なめです。しかしこれは作品コンセプトからすれば当然のことでしょう。ただ作品世界にのめり込めなければ「退屈」と言われてもしかたないところ。あにこれの微妙な評価もうなずけます。